ハネムーンの語源

江龍武

2008年07月05日 14:48

ハネムーン(蜜月)の語源を皆さんはご存知だろうか。
ミードと呼ばれるお酒がある。ハニーワインとも呼ぶらしい。
今はそんなことはないと思うが、昔ヨーロッパでは結婚したら新婦が新郎のために外出せずに最初の一ヶ月蜂蜜からお酒を作ったので「蜂蜜の一ヶ月、ハニームーン」と呼ばれるようになったということだ。
だからハネムーンというのは正しくは結婚してから最初の一ヶ月をそう呼ぶことになる。

そのミードの作り方はいたって簡単だが、酒税法では違反になる。
蜂蜜には強壮作用があるということで、子作りに励むために作ったということもあるし、この少子化時代、もしかしたらよいことかも知れない。
ということで、一度作って飲んでみるぐらいは頭の固い役人でも文句は言わないだろう。
ちなみに酒税法ではアルコールが生成して1%以上になったらお酒扱いになって違反。それ以前に飲むなら問題はないはずです。

蜂蜜は熱を加えていない自然の蜂蜜を使う。
蜂蜜の糖度は80度以上あるので、これを水で3倍に薄める。(例えば蜂蜜100グラムなら水200g)
これで、糖度が26度ぐらいになるので蜂蜜の中で休眠していた酵母菌が活動を始める。
3,4日もしたら泡が出てくるはずだが、一週間もしてぶくぶくしてこなかったらドライイースト菌を投入する。
醗酵中に飲んでもいい。今の時期なら3週間もしたら醗酵はほぼ終わると思う。
醗酵が進むにつれ糖分がアルコールになってるので甘さがなくなる。

注意:醗酵中は二酸化炭素が盛んに出ているので容器を密閉しないこと。爆発します。

アルコール分は糖分を全部酵母が食べたとすると、13度ぐらいになる。
出来上がったものは酸味が乏しいので、レモン汁などを加えて飲むと良い。
レモン汁を入れて炭酸で割るのも美味しいかもしれない。

なぜこんなことを書いたかというと、自家製の酵母でパンを焼いてるiku★ko さんがブログで酵母菌をどうしたら手に入れられるのか興味を持ってたので、やり方だけでは面白くないのでミードの作り方を通して書いてみました。
酒かすからでも、花からでも、果物からでも、25度ぐらいの砂糖水の中で培養したら手に入ります。
ぶくぶくしている液をもう一度新しい砂糖水に入れるのがさらによいと憶えてます。
それで、香りのいいのとか醗酵力の強いのを探してみてください。
あと、それぞれの酵母には好きな醗酵温度があるので、今の環境温度で手に入れた酵母はその温度がすきなんじゃないかと思うんですけど、これは私がただそう思ってるだけの考えです。


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