ツマガリの栗入りパイ

江龍武

2008年12月27日 23:06

今朝石部の竹内酒造からインターネットで注文しておいたお酒が届いた。
普段愛飲している純米酒「一雫一善」の無濾過生原酒。
年に一度だけインターネットで予約販売されるのでブログで見つけるなり予約注文しておいた。
この「一雫一善」は普段私たちが食事でいただく滋賀県産の「日本晴」という品種米を使って醸される。

日本晴は大粒で米の味を決める基準米として採用されている。
関西の押し寿司にはなくてはならない品種だが、食卓ではコシヒカリに負けている。
今年の新米から我が家では日本晴にした。
もち米の成分が少ないうるち米の典型のようなお米なので、冷えても固くならない。
おにぎりにして冷えたとき食べるとよくその違いが分かる。
お餅が冷えたとき固くなるがもち米の成分が多いお米も冷えると固くなるように感じていた。
だから冷や飯が不味い。
それに、もち米成分が少ないということは同量ならカロリーも少ないからダイエットにもなるだろうし、私の身体には向いていると始めた。

日本晴のことはともかく、今回のお酒はお世話になってる人にお歳暮代わりに配ることにしていたので、予定通り今日届き私の年内配達に間に合った。
さっそく、午後から3本配った。
一本は近江八幡まで行ってきた。
近づくにつれ田が段々白くなり最後は真っ白。
市内も歩道は雪がまだしっかり残っていた。
昔友達を車で送ったとき野洲より少し北辺りから雪が降り出し近江八幡では大雪だったことがあるが、それはこの異常気象と呼ばれる今日でも健在なようだとなんとなく安心した気分になった。

近江八幡の大学時代の友人SN君に持っていったのだが、彼はあいにく留守だったが奥方に出会えただけでもよかった。
あちらでも例年のように私用にお酒を用意して配達計画中だったのでブツコしにいったわけではないが一本もらって返ってきた^^

今日はMさんがメールで美味しい栗入りのパイを手に入れたので一緒に食べましょうということだったのでお酒をもらうなり帰ってきた。
夕方お腹を空かせてMさんの訪問を待っていた。

テーブルにお菓子の箱が二箱並べられたのだが、箱にTsumagariとあったので、ツマガリですかぁ~と言ってなぜ知っているのかという話をしながら中身を見せてもらったら、わっ!と驚くようなドーム型をしたような丸いかわいいパイが顔を見せた。
もう一つはベークドチーズケーキにレアチーズを載せたとかいうチーズケーキだったが、私はチーズケーキの美味しさが全く分からないのでこれは綺麗と思っただけ。
栗入りパイ「キングオブマロン」を切り分けさせてもらったが、中にこれでもかというぐらいごろごろと栗の渋皮煮が入っていた。
パイの香ばしさと栗の渋皮煮の洋酒を含ませたような味と食感それに栗の周りのなにかわからないが美味しいものに久しぶりに甘いのには弱い私の舌が喜んだ。
それをいただく前にチーズケーキを妻が好きなので切り取らせてもらったが、包丁についたのを味見したらそれはそれは濃厚なミルクの味のするものだった。
美味しいんだろうが、チーズが甘いというのがどうも馴染まない原因だと今日は分かった気がした。
私にとってチーズはやはりワインの友であって欲しいようだ。

Mさん、西宮までわざわざ行ってまで手に入れられたのをお相伴させていただき本当にありがとうございました。
よい新年をお迎え下さい。
来年もよろしく。


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