マコモダケ

江龍武

2009年09月29日 21:45

先日N先生から電話を受け私どもの予定の確認があった折、健康食品のマコモを送ってくださるようにお願いしたついでにマコモダケも手に入るようだったら送っていただけないかとお願いした。
治療仲間の赤ひげさんに、マコモを植えた時、できたら差し上げると約束したのでその約束を果たさないといけない。

8月下旬から収穫が始まると聞いていたのでちょくちょく大きく育ったマコモを見に行っていたが、マコモダケができる気配が分からなかった。
9月に入ってもそんなことだったので、自家製では無理かと思い約束を果たすにはN先生にお願いするのが無難だと思った次第。

今年はN先生の住む安曇野でも少し収穫が遅いということだったが、昨晩、明日の午前中に届くように発送したというお電話をいただいた。

ご連絡いただいたとおり、今日の9時過ぎにマコモダケが届いた。

マコモダケは、カナダに住んでいた折、中国人経営の八百屋で何も知らずに見つけ、これは何だろうと思いながら買ってシナチク風の味付けにして食べたら気に入ったという代物だが、外の葉などは取り去られ白い状態の根曲がり竹の竹の子のような感じで売られてたものだから今回届いたマコモダケの状態は初めて見た姿かたちだった。

ほ~!こういうものかとまず思った。
そして、とにかく新鮮な内に赤ひげさんに送ってあげようと思い、宅急便センターへ今から持っていったらまだ当日中に着くからとばたばたと届いたばかりのマコモダケを梱包しなおして持っていった。

帰宅してからここ一週間ほど見てなかった私のマコモを見に行ったら、おっ!お~、送ってもらったマコモダケと同じものが出来ている!!
中には大きくなりすぎたのかぷくぷくになって丸くはみ出し緑色になってるのがある。
見に来るのが遅すぎたか、食べられるんだろうかと思った。

収穫は後ほどと畑で虫取りをしていたら妻が来たのでその旨話し、収穫を手伝ってもらうことにした。



送ってもらったマコモダケからどういうように収穫するのか分かったので助かった。



ここで少しマコモダケの説明。
マコモダケはマコモに黒穂(くろぼ)菌という食用菌が付くことでマコモの一部が太るらしい。
そのまま取らないで置くと黒い胞子が採れ、それは漆器の顔料として使われるということだ。
マコモの種はマコモダケに寄生されるとできなくなるということで、繁殖は株分けとなるしかないらしい。

とまあそんなことだが、一番気になる点は食べられるのはどこか、どうして食べるかとなる。
特に私の収穫したのには表面が緑色になっていたのがあって、それは、はてっ?食べられるのだろうか?
ということで、まず緑色したのを試すことにした。
太った真下の節の上で切り、葉も取り去ってそれからピーラーで緑色の部分を削った。
現れた下の白い部分を少し包丁で切り落とし食べたら、エリンギのような味がする。
削った緑色の部分を口にしてみたら筋っぽいので、これは無理して食べるほどのものではないということにした。
カナダで最初買った時は、メンマのように作ってみて美味しいと思ったのだが、今回はキンピラ風に仕上げることにした。
これがまたなかなかのものだと思った。
作ってからマッチ棒のようなキンピラにするなら緑の部分も使えるかもしれないと思ったが、生産者はそういうみみっちいことはあまりしないものだ^^
母は、マコモダケは初めてだったが、久しぶりに面白い美味しいものを食べたと喜んだ。

夕食の鍋のときに入れてみたら、白菜の芯というものがあるならそんな味だったが、鍋の具材にあえて使う理由もないしもったいない気がした。

久しぶりの食材にまた出会え、それも我が家で収穫できたのを味わうことができ今日も幸せな一日だった。
生きてるって楽しい^^


関連記事