アトピー性皮膚炎で思いついたこと

江龍武

2008年04月01日 17:53

昨日5時に丁度二週間前に治療したアトピーのお子さんを持つお母さんから電話があった。
二週間後にもう一度治療してみようと提案してたので電話をいただいたのだが、結果は喜んでよいものだった。
例年なら6月中旬から治りかけるのが、もう治り始めているらしい。
もう一度治療を始めたらやはり前回指摘したお臍の少し右外から下に10センチほど筋肉の凝りを感じた。
前回はいろんな痛みがあったが、それは消えていた。
今回はっきりと感じたのは横隔膜を境に上と下で陽気と陰気に分かれていた。これは私が過去に小児喘息を治していたとき感じた状態で、このように気が上下で陰陽に分かれていた子がいたので、やはり直感的に以前お母さんにその可能性を指摘したのは間違ってなかったようだ。

ついでに言っておくが、小児喘息には身体全体が陰気のときと今回のように横隔膜で陰陽に分かれていた二通りを今までのところ経験している。昔のことなので、陽気と陰気のどちらが上か下かまでは憶えていないので同じというには少し正確ではない。

これは憶測にすぎないが、この子の場合その小児喘息の状態の気に筋肉の硬直が加わったので、現れる症状が違うのかもしれないと考えられる。
お母さんと治療を終わった後、エドガー・ケーシーの療法であるひまし油をその硬直部分に塗ることをお勧めして、今一度二週間後に電話していただくよう言った。

お母さんとお電話している時、Mさん一家が私のためにわざわざ沖縄旅行のお土産を持ってきてくださった。
電話を終わってからMさんに、今までこんな風なアトピーの治療をしてました、とお話したら興味深い話をしていただいた。
知り合いのお子さんがまさに同じようなアトピーで原因が分からず、ステロイドで抑えているようだということだった。
Mさんの娘さんのAちゃんはスティーブンス・ジョンソン症候群だがアレルギー反応だし、Aちゃんも今回のアトピーの女の子も後ろに反るのが苦手なようだし何かそこに原因はないかと考えた。
Mさんと話しながら、もしかすると車のシートの形状や遊びが今はゲームが多いということによる猫背的な生活にあるのかもしれないと思うようになった。
そういえば、我々の子供のときは背筋を真っ直ぐ伸ばして座るように躾けられたものだ。
車も今のシートのようにバケットシートのような背中が自然に丸くなるようなシートではなかったし第一車に乗ることは本当に少なかった。
遊びもジャングルジムとかブランコとか自然と均等に身体を発達させる遊びが殆どだったが、今は背中を丸めてテレビの前に座り親指ばっかり使うゲームが殆どだ。
ちなみに親指ばっかり使っていると不器用で利己主義になることは書いたかもしれないがそんな悪影響もある。
原因の分からないアトピーでお困りの方は、そんなこともあるかもしれないとお子さんを観察して見られたらどうだろう。

ところでMさんからいただいた泡盛の古酒は治療のため今晩になったが、奥さんがモンゴル産かのピンク色の塩をしたという島ラッキョウはことのほか美味だった。
あれっ、泡盛のために島ラッキョウを残しておいたか心配になってきた。

最後になりましたが、Mさん、遠いところから珍しいものを本当にありがとうございました。


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