マコモ

江龍武

2009年03月28日 15:04

昨日は5時ごろTN先生と四条烏丸近くのホテルでお出会いすることになっていたので久しぶりに電車で妻と京都へ出かけた。
TN先生とはバンクーバーで知り合った。
もともとは私の店のお客さんだったが、段々親しくなって家に来ていただいたりして仲良くさせていただいた。
当時、BC州立大学(UBC)のクートニー教授という先生の部屋に次々と研究者として働きに日本から来られていたのだが、その中のお一人で、帰国されても次の研究者の方を紹介していただいたりしていた。
当時は小さい店でこっちも暇だからよく私たちの小さなアパートに来ていただいて一緒に食事をしたりで、その当時知り合った先生方とは今でも仲良くさせていただいてるほどお付き合いも深かった。

お声は電話でたまに聞いていたがお出会いするのは20年ぶりぐらい。
相変らず元気そのもののN先生だった。

ホテルから近いところに小中時代の同級生IO君がやっている「勇(いさみ)寿司」に電話を入れておいたので、挨拶もそこそこにホテルを出た。

クートニー教授のもとには植物関係の成分の研究をされてる先生達が来られていたのだが、N先生も薬草の専門家だった。

その先生が今イネ科植物のマコモに随分力を入れておられた。
ビールでまず再会の乾杯を交わしてから、直ぐにマコモの話になった。
マコモの粉末を水に溶かしたのを出され、これを飲むとデトックスのような働きがあると言われる。
有害物質をどういうわけか吸着すると言うことだ。
お風呂にその粉を入れて2年ほどお湯を替えずに入浴しているが、水に色は付いてるものの透明状態で雑菌はいるもののレジオネラ菌はいないとか、止血作用があるとか、ご飯とかみそ汁とかに少し入れると味が変わるとか、蕎麦打つとき少し加えると美味しい蕎麦ができるとか、ちょっと飛びつきたくなるような話を資料と共に次々してもらった。
当然私の質問は「アルコールに入れたら?」で麦飯石粉末のことを思い出して尋ねたら、気が抜けるということで、飲酒後飲むと次のような効果があるということだったから帰る時に飲もうということになった。
その効果とは、酔った気分は残るものの二日酔いしないどころかお兄さんの経験談を例に警察のアルコール検査でも検知されないということだった。

カナダでワイルドライスという黒いお米に似たのがあったが、それがマコモの種ということだった。
マコモは水質を浄化する能力も高いらしく琵琶湖にも国が植えて試験しているらしい。

カナダでたまに売られていたアシを太くしたような細い筍のような形のものはマコモですかと尋ねたら、それはマコモダケというマコモに黒穂菌というのが付いた時にできる茸のようなものということで勉強させてもらった。
何にも知らずにバンクーバーの中国人の八百屋で買ってシナチクのような感じに味付けして食べていた。
日本でも手に入るということで、秋になったら送ってもらえそうだが、日本のは私が食べたような細いのではなくもっと太くって美味しいということだった。
秋が待ち遠しい。
寿し職人のIO君も知らなかったのでまだまだ日本では珍しい食材のようだ。

勇寿司は店の前から出る地下水を料理に使ってるということだったが、その水と水道水とをそれぞれコップに入れてもらいマコモで水質検査もできるとTN先生が粉末をほぼ同じほど入れたら、水道の方には濃い茶色のリングが表面にできたが地下水の方は水がうっすら均質に染まっただけだった。
リングはできたものの水道水もまあまあということで悪いのはタールのようにへばりつくということだった。
マコモ投入後暫くして比較のため飲んでみたが、地下水はミネラルの味がしてあっさりとした感じ、水道水は柔らかい感じで好みとしては水道水ということに私はした(笑)

4時間ほどよく食べよく飲み最後に仕上げに濃い目のマコモ液を飲んだ。
N先生が美味しいでしょうというが、田んぼの臭いというかドブの臭いと思ったので正直にそう言った。

妻は昨日ぐらいの酒量だと二日酔いするが、今朝になって起きた時頬が赤くなってるのも珍しいが二日酔いにならなかったのは実に珍しいと思った。
私は一緒。
二人とも梅干しの種を時々丸呑みしてることもあるしマコモが効いたのかどうかははっきりしないが、妻に関しては頬が赤くなったことから効いてるように思う。
梅干しの種を飲みだした2,3日は私も顔が熱くなったのを憶えているから、二日酔いにならないのと顔が熱くなったりするのは関係があるのかもしれないと考えたりしている。

N先生によると、マコモを調べても成分はあまりないということでなぜ体にいいのか分からないということだった。
発酵させているようなので、そこに答えがあるのかもしれない。
マコモはお兄さんが興味をもたれたのが始まりでN先生は暫く信じられなかったということだった。
今は私と同じように自分の身体を使って効くかどうか判断されてるとかだし、何故それが効くのかどうか科学的根拠はない。
しかし、試さずにそんな話は信じられないというのも科学的な対処方ではない。
まず試してみて各自が判断すればよい。
が、こんなサイトがあった。
このサイトのような否定の仕方もなんだが、同じくこのサイトに引用されているような信じ方・試し方は何であれお勧めしない。

とにかく以上のようなことで、また私の身体を使ったお試しをすることになってしまった。
マコモ商品には今は真似たのもあるとかだが、N先生のは元祖というべき「株式会社マコモ」が作っている由緒正しき製品。
でも、今日も朝から飲んでるが、かなり薄めても後からやはりドブ臭く感じる。
こんなん飲んで大丈夫?と正直思う。


関連記事