椿の実

江龍武

2007年10月14日 16:46

昨日始めて椿油をリンスとして使った。
55歳にもなると白髪が目立ってきたので、妻が椿油を髪に付けてマッサージしたらどうかと先日買ってきていた。べとべとするのはちょっと好みでないので、リンスに使うことにした。
お湯に2,3滴落として混ぜ髪にかけながらマッサージもした。2,3滴だからちょっと油っぽい感じがするだけで、匂いもこれまたちょっと感じるだけだ。
妻に言わずにしたのだが、病院で出合った時、椿油使った?と訊く。髪がしっとりしていて白髪がぴんぴんしてないので黒く見えるし、5歳ぐらい若返ったようだと言う。
父は昔から椿油のポマードをいつも使っていたせいか、髪が黒々していた。
やっぱり椿油はいいようだ、これからも使おうと心底決めたのだが、この考えが馬鹿な行動を取らした原因のように後から考えると思われる。
病院から家に帰って畑へ行こうと出たら、戸口から数歩歩いたところに椿の実が落ちていた。
家に続くアプローチの両側には、3メートルを超える椿の木が続いている。椿の好きな伯父が20年ほど前に植えてくれた。
普段なら椿の実など気にもしないのだが、栗も近頃拾っていたし拾い癖がついていたのか、椿は良いと心に思い込んでいたのか、料理に使ったらどうだろうと思って拾ってしまった。
椿の実はご存知のように硬い殻だし、その場は4粒ほどとりあえず拾って畑の帰りに持ち帰ることにしたまでは良かったのだが、また数歩歩いたら一粒見つけた。
それを拾ったら、硬い殻が割れていて中身が覗いていた。
それで、何となく残りの殻も取り去ったら、そこにはピスタシオのような木の実が現れた。
私は木の実好きで、なぜかあまり考えることなく、椿は体に良いだろうと思ったか思わなかったか定かでないが、それまで料理に使えないかと思ってたこともあって口に入れてしまった。
味は昔食べたカヤの実にちょっと似ていて悪くはないと思った。ただ、生で食べてしまったのが気になったが、これなら先ほど拾ったのも使えそうだとまだ思っていた。
畑で春菊を植えていたら、喉がぴりぴりしてきた。ちょっと痛いほどぴりぴりする。これはどうも椿の実を食べたからだと当然思ったが、以前オリーブ油を飲むのは体に良いとあったので飲んだ時も少しぴりぴりしたので、同じ効果かと思ったがちょっとそれより刺激が強かった。
これも、2時間もしたらほぼ治ったので問題ないと思った。また、近頃、毎日癌で手術した人に電話で気を送っているのだが、今度こそ癌から助けたい思いがあり、声を限りに出してたので声帯に無理がかかっている感じがあったが、それが良くなったかも知れない、なんて都合よく考えていた。
食事も終わって、インターネットで椿の実の食べ方を調べようと始めた。
いくら探しても、椿油は食用に使うというのはあっても、椿の実については出てこない。
それで、あまりにも見つからないので心配になってきた。心配になるとなんとなく頭もおかしくなってきたような感じがする。妻も心配して、用心深い性格なのにどうしたの?とか訊くが、食べた時はキレタというしかない。
一粒だし、死ぬことはないだろうということにし、明朝大丈夫だったらそれでよい、腹具合も今のところどうもないと寝ることにした。
今朝思いついて、椿油粕というので検索したらやっと分かった。
サポニンがあるらしい。それでサポニンなら大豆にもあるので大丈夫だろうと思うことにしたが、溶血性のサポニンがあるということでそこがまだ分からない。
椿油粕はエラや皮膚呼吸をする生物には中毒作用があるそうで魚には強い毒性を示すということも分かった。
これは人間だから問題ないし、サポニンは体に良い効果があるので溶血性の点だけ解決したら食用に、それも健康を取り戻すのに使えるかもしれないと思っている。
とにかく肝臓に負担がかかったかもしれないので最低2週間はあけ、今度は一粒炒って食べてみて、それで今年は終わりにしようと思っている。
今のところ下痢もしていない。
そんな酔狂な方はおられないと思いますが、食べるなら各人の責任の下にお願いします。


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