食への関心
先日治してもまた再発する人がいるので体への関心を持ったと書いたが、食事に対しても関心を当然持つことになる。
人の存在は意識(心)、物質(体)、エネルギー(気)の三位一体で成り立っている。(座禅をして「明けの明星」が見えるとそれを体感するが、そういうものだと思ってください。)
その中の体を健康に維持するために姿勢を正したり、食事に気をつけたり運動したりするのだから、体に良いものを食べているとか、運動をしているからとか、と一つを注意しているからというような簡単なことでは健康体は保てない。それぞれに知識を持って実行するしか仕方がない。
その食事だが、気の治療師の立場から言うと、やはり陽性、陰性という観点から考えることになる。
治療の感じから陰気に偏っている人が多いので、体を温める食材を説明する機会が多い。
一般的に言って、夏の暑い時や暑い地方でできる食材は体を冷やす。寒い時に取れるものは体を温める傾向がある。
陰気の人には、根菜類を勧める。また加熱することも勧める。今流行のサラダは食べないようにアドバイスする。健康な人なら旬の夏野菜を食べてもよいが、治療した人には夏でもできるだけ避けるように言う。
近頃は加熱すると栄養がこわれるのどうのと言うが、今長寿を誇ってるお年寄りに尋ねてみたら分かるが、生野菜なんてあまり食べてこなかったことが分かる。肉食文化とともに入ってきたものだから、もっと肉を食べるなら生野菜を食べることは必要かもしれないが、ほとんどの日本人の食生活では体を冷やす弊害の方が多いように思っている。それに美味しいものでもない。だからドレッシングで食べることになるが、それには不飽和脂肪酸の油が沢山入っている。油も植物性は体によいと言われた時代があったが、今はその意見も変わったようだ。これまた、長寿の人に訊いてみるとよいが、洗剤で洗わなくってもお湯ぐらいで食後の食器洗いは間に合ったほどしか油を摂っていない。
麦でできているものは体を冷やすらしい。だから夏に麦茶を飲むのは理にかなってることになる。ビールもウイスキーも体を冷やす。特にスコッチウイスキーは冷える気がする。
やっぱりビールは夏、冬は日本酒(純米酒がよい)の燗ですね。
砂糖は体を冷やす。冷やすだけでなく、糖代謝においてカルシウムを消費するらしい。そして骨が弱る。
黒砂糖はミネラルが含まれているので糖尿の人でもよいというような話を聞いたことがある。どうしても甘味が欲しいならできるだけ黒砂糖か蜂蜜(砂糖入りがあるので注意)かメープルシロップなどを使いましょう。
カレーライスは暑い国の人が食べるものだから、冬は避けたほうがよいと思っている。
胃腸科の先生が言っていたが、腸閉塞になった人にはごろごろした野菜を食べた人が多いそうだが、先生はシチューとかカレーとかの野菜を念頭においておられたようだが、私はカレーに問題があると思っている。
以前一日断食をする前日の夕飯にカレーを食べた時があったが、その一日断食は苦しかった。頭は痛くなるし寒気がした。妻も同じだったので、それ以来一日断食をする前日は絶対にカレーは食べないことにしている。
そんなことを考えていたら、本屋である日「体を温めると病気は必ず治る」という本を見つけた。著者の石原結實氏のクリニックに友人のKHさんがお世話になったこともあって買った。
一度読んでみてください。こんな舌足らずのブログより、より詳しく正確に書いてあります。
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