母方の墓参り

江龍武

2008年08月09日 17:53

10時から母の実家の墓参りに行ってきた。
従兄弟の代になってからは呼ばれなかったが、今年は伯母が亡くなったこともあったのか呼んでくれた。
浄土宗のお寺が同じ事をしてるのかどうかは知らないが、母の実家のお寺は9,10日を墓参りとしていて、門のところで番号札をとって受付に行く。
住職は本堂でお経を上げ続けていてその声はスピーカーで境内に流されていた。
墓地にいてこれがなかなかの舞台効果というのか雰囲気を作ると思った。
お花を供えたり持ってきた香炉を設置したり線香に火をつけて用意したお墓のところで、墓地でお経を上げているお坊さんが番号順に回ってくるのを待つ。
お坊さんに日傘をしうちわで扇ぎながらお経を上げてもらってお焼香をする。
それが終わったら一般的には本堂に上がり今度は住職の上げるお経でまたお焼香をするのだが、母の実家はそのお墓とは別に近くに埋葬地があるので本堂に上がる前にそこへもまた花や線香を供えに行く。
昨年は伯父、今年は伯母がそこに埋葬された。
ここにはお坊さんは頼まない。
そのようにお墓参りも粛々と終わり、母の実家に全員戻り宴会となる。
皆で畑の出来具合のことを話してたら、日本の自給率の話題になり、昔のタンパク質の摂取の話になった。
この墓参りに来るとお祖父さんが朝からすき焼きのため鶏を絞めていたことを思い出す。
12羽飼うと一月に一羽、24羽だと二羽食べられるとか言ってブリモースという種類を飼っていたこととか、川に鮎を捕りに行ったことなど、タンパク質は貴重だった。
しかし、それくらいのタンパク質の量で十分だろうと年老いてきた我々の意見は一致した。
と言いつつ、テーブルの弁当やオードブルのタンパク質をお腹一杯まで食べていた。
今日はまたすこぶる暑い日だった。
テーブルに並べられたビールも暫くするとぬるくなる。
昔はこんな温度やったと飲んでいたが、兄が我慢できなくなって最後に冷たいのが飲みたいと冷凍庫に二本入れてもらっていた。

今晩は中学時代の仲間とも飲むことになっている。
飽食の時代に生きるのはなかなか体調管理が難しい。


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