鳥なんばん
昨日義兄から妻に、車を貸してもらえないかという電話があった。
義兄は横浜に住んでいるが、この度大阪のとある会社に就職することになった。
それで、単身赴任で大津の実家に住んで大阪に通うことにしたのだが、自分が車を買うまで私の車を使わしてもらおうと考えたようだ。
お正月とかに帰省したとき使ってもらえるよう保険も使用者は30歳以上なら無制限にしてあるし、ガソリンが高くなってから普段乗らない生活が癖付いたし、長期間使ってもらっても別に問題はないと思った。
それに、乗らないとバッテリーがあがることを気にしてないといけないが、使ってもらってたらそれを考えなくてよい。
今年中には買うだろうから、妻からその話を聞いたとき同意するのに何の問題もなかった。
それはかまわないが、長いこと洗車してなかったので、このまま渡すのはやはり気が引けた。
昨夜来の雨は止んでいたが、路面が濡れてるのでまた汚れるとか言ってられないと、今朝車を見て思い、洗ってから届けることにした。
昨日の妻との話では、返却のときは満タン返しをしてくれるというので、それならやはり満タンで渡そうとガソリンスタンドにも行き、ついでに空気圧も調べてもらった。
妻は先に自分の車で大津に出発していた。
私がガレージに車を入れたらそこへ妻が出て来て、お昼を外で食べようとお義母さんが言ってるというので、例によって鶴喜そばへ行った。
いつもはざる蕎麦かにしん蕎麦を注文してたが、今日はお義母さんがいつも頼む鳥なんばんそばを珍しく悩んでから注文した。
なかなか美味しいものでした。
注文が来るまでの間に、お義母さんと妻に「なんばん」というのはなんのことか知ってるか尋ねてみた。
どちらも答えがないので、新聞で読んで自信のないうろ覚えのことを言う羽目になった。
「なんばん」というのはネギのことで、鳥なんばんは鶏肉とネギが載ってるということになるが、自分は昔、トウモロコシを「なんば」と言ってたのでそれかと思ってたと言った。
妻がそうそう、トウモロコシを「なんばん」と呼んでたと言ったので、お義母さんと私が同時ぐらいに「なんばん」と違って「なんば!」
また妻がカボチャも「なんばん」といわへん?といくつも同じよび方のものがあるということで本人は不思議そうにしてるが、お義母さんと私はそれを聞くなり変な顔になった。
なんとか私がやっと口に出せた。
それは、なんきん!
全員大笑いでした。
妻のトウモロコシに関しては私達の地域では「なんば」と言っていたが、間違いではないということがインターネットから分かった。
「なんばん」とは「南蛮」で南蛮から渡ってきたものや南蛮人が伝えたものに南蛮をつけたそうです。
唐辛子も南蛮辛子、トウモロコシは南蛮キビだったとかですが、新しいものが入ってくると唐をつける慣例の時代に唐辛子になり、モロコシキビとも呼ばれていた南蛮キビは唐モロコシ(キビ)になったということです。
ネギは南蛮人の好物ということで南蛮という呼び名が残ったそうです。
詳しくは、こちらでどうぞ。
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