お見合い
ひょんなことからお見合いの席に出席することになった。
男性の方は私の従兄弟の息子YF君。
女性の写真がまず知り合いの男性Oさんから届けられたので、妻が義姉へその話をしたら義姉がYFさんにどうかしらと丁度手元にあった釣書を渡してくれたのでOさんへ届けた。
予想はしていたが、やっぱり「後のことはおまかせしますので」とOさんが最初から言われるもんだから時間に融通のきく私たちがすることになってしまった。
東京でキャリアウーマンの上に写真で見る限りかなりの美人だし背も高い。
釣書の段階で断られるかもという予想に反して「出会いたい」という返事が返ってきた。
連絡は妻がするが、さあ大変。
お見合いの日を両者の母親方と連絡しながら決め、それから出会った後のことなんか自分のことのように考えながら場所を決めてそれをまた連絡して、今日になった。
妻一人では心もとないし私にも出席してくれないかということになったのだが、私が目立ってはいけないので、頭が少し薄くなりかけたYF君のために先週私の頭もできるだけ短くしてもらったり、服もそれなりに少しカジュアル気味にして臨むことにした。
もと商売人としては物を売るのも人を売り込むのも同じだが、セールスポイントをどこに置くかで先日から考えをめぐらせていた。
大体決まったのが昨日で、人生を楽しめる人柄ということにした。
ロビーで出会ったYF君は、お見合いは今日が始めてということで緊張しているという。
「その緊張感なかなかええやろ~」とか軽口たたきながら待ってたら、現れた女性は、バリバリのキャリアウーマンという感じ。
話もマーケティングをしてると言うだけあって聞き上手話し上手で、並みの男性では勝てないと正直思わせるところがあった。
まあ、そこは海千山千口八丁手八丁だから自分の人生やカナダでの生活の話をしながらさりげなくセールスポイントを織り込んで二人が話しやすいと思われる感じになったという頃合に、妻とアウンの呼吸で二人にして帰らせてもらった。
夕方、女性から暫くお付き合いさせてもらうことになったという朗報が入った。
結婚までいくかどうかはともかく売り込みは成功したようで、後はYF君に、今の仕事はこれ!というような頑張りというかマメさと気前よさげな行動をしてくれることを、自分が妻にしたときのことを思い出しながら、期待している^^
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