SFさん逝く

江龍武

2009年06月27日 21:20

ブログを書いてない間にお葬式が一つあった。
5月16日のブログに登場してもらったSFさん(88歳)が亡くなった。

SFさんは私とは亡き伯母(父の姉)のこれまた今は亡き主人の姉の子供という関係だが、同じ町に住んでたので毎年元旦に年始の挨拶で実家に来られた時一緒にお酒を飲み、夕方になると今度はこちらから兄とお宅にお邪魔してお酒をよばれるということをしていた、一年に一回だが、随分年上の飲み友達と言った方が適当かもしれない。

肺気腫で酸素吸入は要るものの状態が良いので6月13日に退院されたのだが、一週間ほどで再入院された。

家に居るその一週間の間に、家族の人に別れるにあたりそれぞれの人に生きる指針やお礼を述べ普段お世話になっていた町のお医者さんには十分な治療をしてもらって感謝していると伝えられたらしい。
なんか、かっこいい話だと娘のNさんから病院でそれを聞いて思ったようなことだった。

再入院で入られたときはもう意識がなく氣を入れてはみるもののどこも悪いと感じない。
そうなると、なるようにしかならないと思うしかない。
次の日からだったか尿が出なくなりもうその時を待つしかないと思ったが、尿が出たらもしかしたら・・・という思いと、とにかく楽に逝かれるようにという思いでその後も毎日顔を出した。
そのせいかどうかはともかく、24日の朝一時に亡くなられたが23日になって急に悪くなったような経過を辿った。

お通夜も告別式も大勢の人だった。
家では難しいところも多々あったようだが、穏やかな人柄でよく冗談を言って人を笑わせる愉快なおじさんだった。
今年のお正月は調子が悪いということだからと押し掛けるのを遠慮したが、次のお正月からは完全に飲み相手が一人いなくなったんだと思うと寂しい。


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