昼寝

江龍武

2009年07月14日 21:56

今日は昼寝もして体力の回復に努めたような日。

山桃の実を拾い集めるのを禅修業のように思いながら続けてたが、それも多分明日で終わりになりそうだ。
明日の分を数えて、集めに集めた重量は合計150キロにもなる。
しゃがみ仕事に耐えたという達成感とこの世では何事にも終わりがあるという悟りのような気分と共に明日を迎えようとしている。

自分の趣味でしてることだから面白いのだが、それにかかりっきりという訳ではないのでしんどい日もやはりあった。
母と妻にも手伝わないといけないと思わせるのがストレスでもあった。

一番大変だったのは、前日兄が久しぶりに捕まえた鳩を朝4時から放鳥に行った日だった。
放鳥から帰宅して朝食を食べながらゆっくりしていたら知人Sさんが赤紫蘇を届けてくれた。
今年は例年梅干しにする紅梅の木が32キロ近くの実をつけ、人様に上げるほどの品質でもないので全部梅干しに仕込んだのはいいが、そんなに採れるとは思ってなかったので畑に用意していた赤紫蘇では到底足りず沢山作っているSさんに先日尋ねていた。

Sさんも色んな人に差し上げられた直後だったので「もう少し待ってくれたら・・・」ということだったが、悪いことに持ってきてくださったのが鳩の放鳥の日に重なった。
梅1キロに300グラムほど使ったらいいかと思い、Sさんに、あったら9キロほど頼んでいた。
そんなことで届いた赤紫蘇は直径40センチほどの束で4束もあった。


「早く処理しないと束になってるから発熱して色が変わる」と言われたものだから朝食後直ぐに葉を取る作業にかかった。
妻と母は習い事で外出する日で午前中はもくもくと一人で葉を取っていた。
途中、前日の私の電話に気付いたTKさんから電話を受けたが、「電話したのはモロッコ豆を届けようと思っていたが、こんなわけで何時いけるか分からないから来てくれる?」ということで来てもらった間も葉を取りながら話していたようなことだった。

午後からは帰ってきた母と妻が手伝ってくれたが、結局全ての葉を取り、それを塩もみして漬けている梅の上に広げるまで9時間近くもかかったようなことだった。
あまりの量を揉んだので手首に痛みも生じ、腱鞘炎になるかと途中思ったが翌日なんともなかったのは幸いというしかなかった。

それで終わったらいいのだが、連日の山桃の処理があったので全ての工程が終わったのは夜の11時を回っていた。
最後の方は朦朧となっていた。

私は一日に7時間半から8時間寝ないとぼーっとする。
とうことでその日以来足りない睡眠時間をやっと今日昼寝で取り戻せた。

相変らず自然に追いまくられているが、赤紫蘇と山桃の処理で、全てのことには終わりがあるということを実感し今をたんたんと生きていけたらそれでいいかと思う。

できてもできなくても・・・


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