また変調そして回復
昨日は例年通り実家へ餅つきの手伝いに行った。
私がまず仰せつかったのは薪割り。
実家にはまだお竈(くど)さんがあり、沢山蒸すときや茹でる時は使っている。
バンクーバーで家に住んでいた頃は暖炉用の薪割りをよくしていたが、それからもう15年ほど経っている。
普段し慣れない仕事をする不安がこの年になるとあった。
兄も自分の役割で忙しいし他に男手がないから薪割り自体は好きなことなので引き受けた。
短く切って積んであった直径30センチほどの乾ききった松を割るのだが、斧の柄を打ったりしながら要領を思い出すのに手間取った。
そんなことだから始めた暫くは力任せに斧を打ち下ろしていたのだが、それが良くなかった。
薪割りを終え、竈の火の番をし、白壁についてる蜘蛛の巣を払い、ウラジロを兄と採りに行ってお役御免で実家から戻り、今度は妻が生け花に欲しがった若松を取るのに木に登ったりとそこまでは元気にしていたが、若松を取って戻った頃から胃が変になりだし元気が失せていった。
少しむかつく感じもあり口中も酸っぱいように思えた。
これは横になるのが最善と思い、2時ごろから寝ていたが、夕方になっても治らず例によって夕食を食べないことにした。
風邪かと疑い熱を測ってみたが36.5度の平熱。
妻にさすってもらったら気持ちのいいところが腰の背中側にあった。
実はこれによく似た症状を最近見ていた。
27日の夕方、目がまわり吐き気がするから氣を送って欲しいというお義母さんからの電話があった。
氣を送った結果根本的にはどうも腹部の筋肉が攣れているように思ったので内科に診てもらうのが良いと進言したが、良くなったということで様子をみると休まれた。
その晩トイレに立たれたらまたひどい眩暈と吐き気が襲い義兄が救急車で日赤へ運ぶことになったのだが、救急時のCT検査や診察が始まってからの耳鼻科の検査でも原因不明だった。
症状が落ち着くまでとにかく入院となったが、翌日看護婦さんは高血圧が問題だったのかもしれないと言ってたらしい。
28日入院の日、病院へ行って今度はしっかり氣を入れたのだが、翌日には車椅子でトイレにも行けるまでに回復され昨日30日はさらに元気になっておられるらしい。
28日お義母さんと話して確認したのだが、バームクーヘンを沢山食べられたことや重いものを持たれたこと、年末で普段よりよく動かれたことが分かった。
もう二週間ほどで満86歳になられる高齢の身にはどれもこれもきつかったようだ。
その時妻がお義母さんの体をさすってあげたが、お義母さんが頼んだ場所が丁度私の気持ちがいいと思う場所だった。
お義母さんのことを参考に考えると、私の症状もどうも腹部の筋肉の攣れが原因と思われた。
今朝は夕食抜きが利いたのかほぼ回復。
原因も薪割りにあると思われ、持ち手を逆にして薪割りの動作をして腰の筋肉のバランスを取り戻すようにしたらさらに良くなったと思われる。
よく運動を激しくしすぎて吐いたりするのもこんなところに原因があるのではないかと思ったりしている。
昨晩そんな体で今年最後の治療をした。
治療再開は松の内の生活を考慮して五日からにした。
さぁ~、体も元気になったし明日からのお正月も楽しめそうだ。
とりあえずこれからお正月用に頼まれた大根のかつら剥きでも始めよう。
今年も拙いブログを読んでいただきありがとうございました。
どうぞ良い新年をお迎え下さい。
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