MKさん番外編

江龍武

2007年09月30日 11:46

親友は当時横浜の緑園都市にあるマンションに住んでいた。私の気のことを同じマンションの友達に宣伝してくれたので、親友の所に泊まってる間に何人か診ることになっていた。MKさんの時は確か気の治療をするようになってから2回目だった。それで一回目の時にした人の紹介もあり、待っていて下さった方もいた。
東洋医学関係の治療師は一般的に遠くから来る者がよく効くように思われるのが常のことのように思う。受けに行くのも遠ければ遠いほど効くように思いたくなる。
こんな話がある。
私の地元で薬局をされていて子供の頃から知っていたAさんという人がいた。地元の人が、有名な鍼の先生がいるというので九州まで治療を受けに行かれたら、その先生がAさんだった。なんや~Aさんやないか!というようなことだったらしいが、とんだ灯台下暗しというか近すぎてありがたみが分からない。分かろうとしないといった方が正確かもしれない。
それに私の場合もそうだが、遠方でとか知らない方に治療する時、言動には注意している。言葉使いや行動・作法が上品というわけではないのを地元の人は知っているが、他所では抑制がきいてることもあって評価も高くなりがちのようだ。私という者を治療師としてみてくださってるし、その道にかけてはものすごく好きなことだし真面目に誠意を持っての言動が伴う。また、お出会いするのも頻繁ではないこともこの評価が長く続く要因だろう。
そんなことでそれ以降も毎回親友の所に行く度に人気者でいさせてもらった。
そのマンションは私の年代の方が多く、ほとんどの治療する対象は子供さんだった。
夜尿症や小児喘息とか成長痛とかここでは小児科医としての役目が多かった。
小児喘息は多かった。
これには体に2種類の気の分布がある。
全体が陰気になってる状態と、横隔膜辺を境に上が陽気下が陰気に分かれているケースだ。何度も言うが、私の治療は何に対してもすることは同じで陰気も陽気も感じない状態にするのが主だったことだ。することについては取り立てて書くことも無いが、ただ、甘いものを摂らないようアドバイスをすることにしている。小児喘息を治す上でこれは大事なことだと思っている。
大体において日本で売られている飲み物は砂糖が入りすぎている。今時はこの種の飲料の取り過ぎが悪いようだ。
(またまた続く)


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