心和む

江龍武

2007年11月23日 16:34

今朝のNHKの連続ドラマ「ちりとてちん」は、少ししんみりさせる内容だった。歳のせいというにはまだ早いと思うのだが、近頃涙腺がゆるみやすい。気を出してる最中よく涙がでるのだが、癖づいてしまったのだろうか。
敷地内に池があるのだが、昨日大根を炊くのに入れて茹で上がったお米を池の真鯉の餌にとってあったので放り込みに玄関を出ようとしたら、かわいがってる野良猫のクロがいた。
餌をまずクロにやろうとまた中に入り、朝にしては贅沢だが出汁をとって残してある鰹節とジャコを食べやすいように切りそれに市販の乾燥キャットフードを混ぜて外の容器に入れてやった。
クロはふにゃふにゃ言いながら食べだしたが、なにか首のところが妙に感じた。
よく見てみると、真新しい首輪!をしていた。
野良猫は家の中には入れないことにしているのだが、ちゃっかりとどなたかのお家で泊めていただいていることが分かった。しんみりしてたのになにか笑えて来た。
秋口からとにかく餌を沢山やって冬を元気に越すようにと太らしてはいたが、近頃寒くなったので夜どうしてるのかと心配してたので安心した。かわいがって下さってありがとうございますと自然と感謝の念が湧き心が和んだ。
それにしてもしたたかにちゃっかりと生きているものだ。
野良猫はこのクロと新参者の茶の斑があるシロの二匹が毎日やってくる。
昨年はクロと他に二匹いた。昨年はクロが新参者だった。
野良猫の寿命は平均三年と聞く。その例に漏れず、他の二匹も昨年亡くなったようで突然姿を見せなくなった。
その後、クロだけが来ていたが、クロも夏前から弱りだし気をかけたが陽気が出ているので命短いかと思っていた。死ぬ前にちょっといい目をしてあの世にいってもらおうと、それ以来妻にマグロを買ってきてもらい夕方の餌に混ぜてやっている。
それが良かったのか毛艶もよくなり元気にしている。マグロの力恐るべしと妻と話している。
ある日のマグロだが、古くなったが大丈夫だろうとやってみた。ところが何故か食べない。それまで古くても食べていたのにどうしたのだろうとマグロのトレイのラベルを日付を確認するのに調べてみた。
当然猫用だから、安い切り落とし程度を与えているのだが、トレイの裏にラベルがあってペーハー調整剤とか酸化防止剤とか加えてあるのが分かった。それ以来、トレイの裏も調べてもらって自然のマグロを与えている。猫も食べなくなるようなものを人間は食べてる。あぁ、こわっ。
とまぁ、ブログを書いていたら午前の予約で東京から車で治療を受けに来られるMさんから電話があった。カナダの飲み友達のHさんの紹介だ。
住所を確認し、ほどなく来られた。
息子さんが脳幹の動脈と静脈が絡まっていて左半身が不自由になってきているということで来られた。かれこれ20年ほどになるらしい。
一回気を入れ、一時間半ほどおいてもう一度気を入れた。二回目はなんとなく手ごたえのようなものを感じたが、治るかどうかは分からない。
先日のパーキンソン病の方のように一週間に一度電話をしてもらうよう提案した。
今の状態を保てることがご両親の望みだが、何年かかろうとやる以上は少しでも良くなって欲しい。


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