妻のバレエ

江龍武

2008年02月13日 14:09

朝起きたらあたり一面白銀の世界、その上まだ雪は降り続いていた。
今日は妻が、ストレッチから始めるバレエ、というのを習いに行く日。
妻は9時過ぎに出かけるので、いつもはNHKの「ちりとてちん」が始まるまで布団の中にいるが、車の雪をどけてやろうと少しだけ早く起きた。
雪は20センチぐらい積もっていた。
妻が外出の準備をしてる間に、車全体を覆うように積もっていた雪を屋根だけ残してはらったが、その下は、凍てていてスクレーパーも使うことになった。
とにかく、視界だけはしっかり確保しといてやらないと事故でも起こしたら大変だと思ってやっていた。
妻は、私がいつも、雪のときまず第一にするのはタイヤの利きを確かめるのが大事、と言ってるのを憶えていたのか、入口の坂のところでブレーキを踏んで確かめながら出発した。
到着したと電話を入れてきて、昼前に帰ってきた。
新しいスノータイヤはしっかりと効果があったらしい。
「バランスの方はどうやった?」と尋ねてみた。
3週間前、バレエで上手くできないことがあって門外漢の私に「バランスが悪いのやけど・・・」と尋ねたことがあった。
それで、バランス、バランスと言ってるが、「技は力の中にある」というからまず筋肉をつけることをアドバイスした。
先日京都に妻がバレエで着用するものを買いに行ったとき、男で門外漢には居心地の悪い店に私もいたのだが、その時、バレエをする筋肉をつけるサンダルのようなものがあるのを見ていた。
それで、つま先立ちをできるだけ多くしたらどうかといったのだが、そうかもしれないと思った妻は病院で階段をつま先で上がることにした。
先週はバランスがちょっとよくなったといっていたが、今日はものすごくよくなったと言っている。
妻の努力もさることながら、やはり、技は力の中にあるのだと思った。
力は、この場合筋力だが、知的ゲームでも、私のような気の治療でもそれに相当するものがあるだろう。
私の場合、何だろう?
はっきり分からないが、いろんな方法を試してみて、とにかく私も力をつけないといけない。
ちなみに、その話の流れから、力を抜くとよく言うが筋肉のないものが力を抜くなんてことはできないとついでに妻に教えている。


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