ど忘れ

江龍武

2008年03月10日 19:09

朝から出来上がったと電話のあった確定申告をもらいに京都に出かけた。
しけた田舎の話ばかり聞いてると、景気のいい社長の話を聞くのが楽しみになる。
事務所は二階にあるのだが、ドアを引くなり真新しい大理石の床が目に入った。
同じように大理石で飾られたカウンターも据えられていて、今までいなかった受付嬢のお出迎えを受けた。
社長とアポ取ってあるんですけど?
社長ですか。社長は銀行に出かけられ2時間ほど帰られませんけど、お名前は?
これこれですけど~?!
ちょっとお待ち下さい。
というようなやり取りがあり、奥に行って前々から親しくしているエンさんと戻ってきた。
エンさんが手を合わせて言った。
ごめんなさい。忘れて出て行ったみたい。
そうですか。作っていただいた確定申告をもらいに来ただけなんですが、わかりませんか?
探してみる。
そんなことだったが、とりあえず無事確定申告を手にして帰ることができた。
京都の後、時間があったら大津の妻の実家に届け物があったので、こちらとしてはどちらかというと都合が良くなった。
妻の実家でお昼を食べ終わった頃、社長からお詫びの電話が入った。
お昼を奢らせてもらおうとしていただけなので、何回も申し訳なかったと言ってもらうと、奢るといってもいつも1000~1500円ほどのものなので、こちらこそ申し訳ない思いがした。
大津から父の病院に直行。
父の血糖値はインシュリンが効いてきて200ぐらいに数値がなっているということだった。
そのせいか、今日は顔色もよく、歯で噛んで傷がつき腫れていた唇もかなり治っていた。
こんな小さな傷も血糖値が高いと治りにくいようだ。
皆さん、くれぐれも食生活と適度の運動で糖尿病にはならないよう日々心がけましょう。
糖尿病も生活習慣を変えないと気の治療だけでは治りません。


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