花冷え

江龍武

2008年03月31日 20:21

今日のような気候を「花冷え」と呼ぶのを友達のメールで知った。
「桜が咲く頃に寒さがもどって冷え込むこと」と広辞苑にもある。
季語は春ということで俳句を作る人にはよく知られた言葉なのかもしれない。
おしゃれな言葉ですね。
現実は、言葉のおしゃれな感じとは裏腹に寒いし暗いし雨は降るし風の強いあまりありがたくない日となり、少し開きかけた桜のつぼみもなにか愛でにくい。
午前中は日も照っていて午後のような花冷えではなかったので、庭に出て花の散った梅の枝を切り詰め、畑の横に今度は行ってまだ小さい父の植えた桃の木の枝を少しだけ透かしてみたりしていた。
桃は2本あるのだが、高さにしてまだ1メートルほどの大きさしかない。
2年前から我流で一本につき10個ほど袋をかけて桃を収穫している。小さい木なのにそんなに生らすので大きいのが取れないが、それでも数がないと食べごろのとき鳥にもやられるし実家にも美味しさを届けられない。
栽培法は無農薬無肥料でリンゴを作っているプロフェッショナルに出た方のように無農薬無肥料で育てている。
そんなせいかゆっくりだがとにかく木は生長してるうえに袋の数は同じなので、去年は少し大きいのが採れた。
テレビに桃農家のことが昨年放送されて以来、テレビで見たように花が咲いたとき花数を減らすテクニックも取り入れた。
毎年食べるより桃の出来を楽しみにしている。
午後は病院。
脳梗塞のMKさんは危機を脱して安定したと判断されたのか個室から4人部屋に移されていた。
薬のせいもあるだろうが、まだ意識はない。
奥さんがものすごく眠いと言っていた。
病院に行くと妻も私もそうなるが、不眠症の人の場合どうなんだろうなんて馬鹿なことを考えた。


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