Loudness

江龍武

2008年04月16日 21:02

今日も早朝に起きることになっていたのだが、身体がその予定をしていたためだろう、妻と母の話し声がするようで目が覚めてしまった。
妻が戻ってきたので、母と話していたかと尋ねたらそんなことはしていないと言う。
母の寝室からのラジオの音を寝ぼけてそう思ったようなのだが、それならそれで睡眠を妨げるほどの音量ということになる。
母は最近まで病院で睡眠薬を処方してもらって飲んでいた。
いくら「睡眠薬は止めた方が善い、眠れなかったら何かしてたら善い。」と言っても聞かなかったが、先日従姉妹が電話してきた時、デパスという精神安定剤で睡眠導入剤としても使われるという薬を紹介されてからお医者さんに処方してもらってそれに切り替えた。
それからは、「睡眠薬をもう飲まんでもようなった。デパスはほんまに良い」と今度はデパスのファンになってしまった。
デパスに心酔したのかそれがデパスの精神安定剤としての効能なのかもしれないが、眠れなくても気にしないようになったようで、夜中に目が覚めてもラジオを聞いたり長唄のテープを聴いたりして眠くなるのを待つようになった。
それはいいのだが、年々耳が遠くなってるようで夜中のラジオの音量も部屋が離れていても聞こえるほどにするので以上のようなことになった。
私は目がど近眼のせいか他の感覚器官が発達するようで耳は人よりよく聞こえるように思う。
そのため、最近は母の声が大きくて苦痛に感じている。
耳栓をした方がよいかと何度考えたことだろう。
もうちょっと小さい声で話してくれないかと何回か言ったが今はもう諦めた。
今時のテレビは音量が数字で分かるから私の聴いてる音の数字を見たら自分が聞こえなくなってるのが分かるはずなのに、耳が遠くなってきてるのを認めたくないようだ。
聞こえたふりをしている節がある。
面白いことに母は母なりに、あの人は耳が遠いから声が大きいししんどいとか言っている。

ところで妻は私の声が大きいと普段からよく言う。
耳がよくても声が大きいとはこれいかに。
カナダのパブで友達と飲んでいて、白人にうるさいと注意されたことがあった。
母を責めることはできない。
我慢するしかないか・・・


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