邪念なしの治療
伯母の5七日の日。
毎土曜日10時にある電話治療を9時半に頼んであった。
忘れないで電話があり、予定通り家を出てお寺に参ったはいいが、住職が他の年忌に行ったとかで30分遅れで始まった。
それはないでしょう!と思ったが、文句を言っても始まらない。
料理屋に電話して事の次第を告げ、スタートを遅くしてもらった。
美味しいものを食べるのは料理人と調子を合わせる必要がある。ボーッとしていては味気ないものが出てくる可能性が高い。
今回は私が伯母のお金を管理していたので幹事に自然とさせられた。
する以上はと、日本酒は銘柄まで指定しておいた。
純米酒というだけの普通に飲む日本酒だが、仲居さんとしては普通以上に思ったのか冷で飲むものという先入観があったようだ。
燗してほしいと頼んだら、指定した私が驚くぐらい抵抗されたが、今日はことのほか涼しかったので事なきを得た。
吟醸酒でもぬる燗にしますよね~。ましてただの純米酒ですから・・・
久しぶりに出会った大酒飲みの親しいおじさんの前に行ったら、指が腱鞘炎で曲がらないとか言う。
「そんなもんは今すぐ治せるやろう」なんて治らなかったらどうするんや?と自分でも思うようなことを酔った勢いで口走った以上は治さないといけない。
氣は石井先生ばりのきつい方法で、相手も痛かったかもしれないが直接触ることも取り入れた併用方式でやった。
お~~~!良くなったじゃないですか。
本人もそう言ったが、まだここがというので、またム~~ゥンと力を込めたらさらにマシになった。
それでも、まだもうちょっとということでまた、ム~~ゥンと入れたらさらに良くなった。
それでもう十分治したと思え、酒を飲んでたのを思い出し、そのうち治るし必要なら治療を受けに来ていただくようお伝えして席に戻った。
妹も先日の指の治療でマシにはなったが、親指が・・・というので、またム~~ゥンのやり方でやったらマシになった。
これでは初心に戻ったようなもんだが、違うことは実に理解してるとお伝えしておきたい。
会は楽しく終わり家に帰ってきた。
その席での話から親戚の人が帰りがけに寄って人懐っこい野良猫を鑑賞してる時、妹からの電話を妻が受けた。
飼い犬の大型犬が予防接種に行って足をくじいたのかビッコを引いてるから治してくれということだった。
暫くそのことを忘れていたのだが思い出して電話をして詳細を聞き、それならイメージで治せるだろうと思い、電話は話したがってる母にまわして別の部屋に行き、一分ほど氣を送ったら治せたと思った。
酔ってますから。
だが、実際その後、暫くして妹からほぼ治ってると電話があった。
酔ってる時は邪念がないのかすごい、と自分で思ったようなことでした。
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