自然体の取り組み

江龍武

2008年09月05日 19:45

畑に行こうと道具一式を持っていたところに、知り合いのおじさんCNさんがやってきた。
二日前に母に用事があったCNさんの奥さんを送ってこられた時お話したのだが、近頃しんどいと言われるので私の治療を受けてみますかと問いかけた。
「いやいや~、今日は他にも行かんならんとこがありますしまた別の日に寄せてもらいます。何曜日やったらよろしい?」と言われるので「金曜日は暇にしてます」とは言ったものの腰が引けてるようだし来られないだろうなぁ~、毎朝この近くを散歩されてるそうだから受ける気があったらいつでも来れるし気が向いたら来られるだろうぐらいに思っていた。

近頃治すということには以前ほど興味がなくなってるので、興味がない人は縁がなかったというように自然に受け止めている。
始めたころは、こういうことができるということやこんな世界を認めて欲しかったのだろう、否定的な見解には口角泡を飛ばすほどでもないがしゃかりきになったし、受けたがらない人にはなんとか受けてもらおうと思っていた。
それに、こういう力を授かったということへの人を治すという義務感のようなものもあったな~。
今は、そういうこだわりのような心はなくなった。
近頃妻には人を治すのはいつまでもやるつもりはないと言っている。
そうだな~、止められるなら、あと10年ほどでいいかな~

今日CNさんが来られたとき、「よ~来はったな~」とびっくりした。
なかなか男性で受けてみようと思う方はいない。
息子さんの家庭教師を昔させてもらったりした関係でよく私を知ってもらってるから、とにかく受けないと悪いとでも思われたのかもしれない。
最初、ご自信の身体の状態を説明してくださった。
今年79歳ということだが、心筋梗塞でバルーン療法を受けておられたということと、戦争当時軍医に肺病と言われたということだった。
そして私の治療はどういうものか質問されたが、自分で開発してきたことを簡単に説明して、とにかく受けてもらってからと始めた。
終わって悪いと感じたところがあったので次々と指摘したのだが、なんで分かりますということになった。
最初、何で他人にこんな大きな声を出してまでしてくれはるんやろと思ったらふっと軽くなったということだった。
それからは、後に首が反っていったり顔に汗が滲んできたりということだったらしい。
そんなことだったので、俄然興味が湧いたようで、それからの話は私の独断場のようなもの。
また二週間後ぐらいにお越しいただいたらどうですかということにしておいた。
玄関先での立ち姿は背中も伸び以前の紳士のお姿だった。


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