訃報
昨晩9時過ぎにバンクーバーに戻ったYさんから電話があった。
妻が電話を取った声が聞こえたので、もしかするとメールで電話番号を教えて欲しいと問い合わせてきたカナダの友人のTMさんかと思ったので声のほうに行ったのだが、受話器を持った妻が口を手でふさぐようにして顔を歪めている。
私の顔をみて、電話を代わりながら、Yさんやけど・・お父さんが亡くなったんやて・・・という。
ええっ!!と思って、電話をかわるなり尋ねたら、同じ場所がまた破れたということだった。
血管が弱っていたからお医者さんの想定にはあったらしいが、つい先日元気に話されているということを知らせてもらってたので、びっくりした。
それでも、Yさんは私に礼を言ってくれた。
お父さんと話もできたし、最後は潔く逝けたし、お父さんにしてもYさんやお孫さんとも出会えたし、皆にとってよかったと私も思った。
寿命というものだったのだろう。
危篤から亡くなるまでの時間は、神様からの贈り物のように思える。
お父さんは残される者への最後のお仕事をなされて心置きなく旅立たれただろう。
私は、多分そのための小さなお手伝いをさせていただいたのだと思っている。
バンクーバーは、早朝の4時過ぎだが、Yさんは日本からの連絡と時差ぼけで眠れず、思いついて私にも連絡をくれたようだったが、時差ぼけでふらふらだから治してほしいということもちょっとあったようだ。
日本とカナダの行き来はしんどいことを身をもって知ってるので、明後日また日本へとんぼ返りされるYさんが元気でいられるようにしっかり気を送らせてもらった。
合掌
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