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Posted by滋賀咲くブログat

2012年08月12日

カラス

今日の日経新聞に「考える鳥たち」という記事があった。
カラスはカップルが誕生すると15~25年間ずーっと一緒に暮らすらしく、そのためか一緒になるまでに雌は若い雄をしっかり品定めするらしい。
若雄は何とか雌に気に入られようと、弱くてビビッてる仲間のオスに無理やり毛づくろいをしたりして優しさを見せたり食物を沢山手に入れるという甲斐性をみせたりして気を引くそうだ。

それでか!と思った。
今年の畑はカラスの被害甚大で植えたときから困っている。
唐辛子やオクラを定植したときは軸の途中で切って遊んだので低い位置に釣り糸をそれぞれの畝に張り空中にも釣り糸を張り渡した。
釣り糸をくちばしで切られたりしたが別にそれ以上のことはなく安心していたら甘かった。
あるときサツマイモの葉を全部食われてしまった。
げっそりしたけど葉はまた出るからと思うことにして、またやられないようにと柿の実をとられないように木にかける網を上にかぶせた。
サツマイモの葉の次は伏見唐辛子の新芽の葉と柔らかい軸の部分を全部やられた。
違う畝で紫唐辛子、オレンジパプリカ、エンサイもしっかりやられた。
参ったな~と思いながら畝を高さ一メートルほどの防獣網で囲った。
もうこれで大丈夫と思ってたら今度はオクラの葉をやられた。
オクラの葉を食べる!?
現実だからこの畝もまた防獣網で囲った。
トマトでもトウモロコシでも今まではこれで十分だったが今回は違った。
暫くして芽が新しく伸びて楽しみにしていたら、唐辛子とパプリカとエンサイをまたやられた。
上から入ったのかもしれないと思って上にも防獣網をかぶせることになった。
オクラは低い支柱に引っ掛けるようにして上部を狭くして試してみた。
今度こそ大丈夫だろうと思って実際唐辛子も少し収穫したりしていたら、サツマイモの葉があるとき少なくなってるのに気づいた。
どうして?と思って見たら、なんと網の端をどけて食べたような状態になっていた。
それから少しして今度は上にも網がある畝の唐辛子とエンサイをやられた。
下から網を上げて進入したとしか思えない。
とりあえずポールの下のほうで網を紐で括ったがさて敵は今度はどうでるだろう。
玄関の鉢植えのトマトや例年なら食べられたことのないブルーベリーも全部やられたが、こちらは実なのでそれは食べるだろうと納得がいくのだが、唐辛子もパプリカもオクラも葉だけを食べるなんて何かおかしい。
柿の葉も食べられてたし、天変地異のような何か変な気味悪さがあった。

カラスにめげて畑仕事も気が乗らなくなりかけてて今日の記事を目にしたわけだが、記事の内容は面白かったがそれよりカラスの退治の仕方が知りたいというしかない。

さっきホームセンターに行って、カラスの死体に似せたものや目が光を反射するフクロウ型のぶら下げるのを買ってきた。
畑の風景が気味悪くなるので避けてきたがここまでくるとそんなことは言ってられない。
しかし、雌を得るために勇気を出してるとするならこんなもので防げるとは思えないけど・・・

食欲、性欲かぁ~
負けますわ~
  


Posted by江龍武at 18:25 Comments(0) 農作業

2010年09月11日

コオロギ

近頃ポットで育てた苗を畑に定植しているのだが、畝の準備をしたとき雨が降らなかったことで粘土質の畑はかちんこちんになっていた。
将来的には不耕起栽培を目指してるが、こんな土では幾ら自然の力を信じるとしても手をこまねていたらなかなか実現するとは思えない。
有機物をどんどん足していったら何とかなるかもしれないと思い、昨年から短く切った藁をマルチに使ったりしていたが、この秋冬野菜を定植する時期になって先日土手で刈った草をマルチとして長いまま全体に敷き詰めることにした。
これは春に新しく開墾した場所ですでに試していて良いように思っていた。
湿度は保てるし雑草は押さえられ栄養にもなると好いことずくめだ。
昨年コオロギが虫をくわえているのも見ているので、害虫退治をするコオロギの隠れ場所にもなるとも思った。

一面に刈り草を敷いた後、植える場所の刈り草をどけ白菜を植えた後、またどけた草を寄せると浅植えしても草で支えられるし、やってみてこれまた便利に思った。

ところが、翌日は問題なかったが2日目ぐらいから虫に食われ始めた。
根きり虫にしては被害が大きすぎる。
今年は根きり虫が大量発生でもしたのかとも思ったが根元を探しても一匹もいない。
モンシロチョウを防ぐのに防虫網で覆ってあるので敵は網の中にしかいないが・・・はて?

分からないまま少し後に同じようにして植えたチマサンチュも同じように食われた。
チマサンチュがこんなにされたことは未だかつてない。
こちらは2匹根きり虫を捕まえやっぱりこいつかと思ったが、それにしても被害が大きい。

そして、あちこちで動く黒い虫を見て、はた!と気がついた。
コオロギかも!!

インターネットでさっそく調べたら、しっかりコオロギの食害のことが書いてあった。
幼苗を好んで食べるらしい。
過去に直播きすると何かに食われ、上手く育てられず何にやられるのか分からなかったがやっと分かった。

コオロギだった。

あちゃ~~~
食害してくれとばかりにネグラを提供してしまった。

さてどうする?
刈り草をどけることも考えたが、それでは面白くないし利点もあるし、とりあえず新聞紙で根際から苗を包んでみることにした。
上が開いてるので其処から入って食べるかもしれないが、そこまでベジタリアンでもないだろうと願っている。

夕方水やりに行ったら防虫網にカマキリが止まってたので、お礼にとばかり網の中に進呈した。
  


Posted by江龍武at 21:50 Comments(0) 農作業

2009年10月06日

キイロスズメバチ

近頃レタスの虫取りをしていると、ぶ~んぶ~んと音をたてながらキイロスズメバチとおぼしき蜂が周辺を飛ぶ。
おどすと攻撃してくるだろうと知らぬ顔をしながら虫取りを続けているがニアミスのような時はちょっと怖い。
それでも、なぜかいつも一匹なので我慢できる。

妻にその話をしたら、先日のNHKの「ためしてガッテン」でスズメバチについての特集だったということで、キイロスズメバチは虫を食べるらしいと教えてくれた。
つまり畑をするものにとってはとりあえず益虫ということらしい。

それを聞いた次の日またレタスのところにいたらいつもどおり一匹やってきた。
ぶーんという音を聞きながら例によって知らん顔で虫取りをしていたら、羽音が止まりなにかぶぶぶぶっというような音が近くでする。
何だろうと思って音がするあたりに目をやったら60センチほど先にあるロメインレタスの横にキイロスズメバチが足のところに何かを挟みこんでとまっていた。
挟んでいるのが動く様からは芋虫のようで、どんなのか確かめようとしたらぶんっと音をさせてそれを持って飛んでいってしまった。
虫取りを助けてもらってたんだとつい感謝の念をもってしまった。

次の日もまたレタスの畝にいたら最初はいなかったのにやってきた。
その日は手を止めて蜂の行動を見ていたら、超低空飛行でレタスを縫うように飛びながら虫を探している。
それで思いついて、少しでも多く捕って欲しいから光合成に役に立たないような黄ばみ始めた葉を取り去って蜂が虫を見つけやすくすることにした。

今日は降ったりやんだりの雨模様の日。
蜂は、こういう日は苦手なのかあまり見ないので、手伝ってもらうのは期待できない。
害虫は雨でも休まない。
人間が頑張るしかないかと今日もしっかり捕まえた。
  


Posted by江龍武at 21:07 Comments(4) 農作業

2009年09月25日

畑の様子

今日は畑の様子などを。

左の短い畝にはミズナ、ミブナ、高菜を植えてます。
隣は真ん中にシーザーサラダ用にロメインレタスを、両サイドに結球レタス(品種シスコ)が植えてあります。
こちらは出荷してみたいので、レタスにつく赤いアブラムシを防止できないかと鳥脅しに使うテープの銀色サイドを上向けて張ってみました。
その次は早生大蕪。千枚漬けに最適の品種らしいですが、煮ても美味しい蕪です。
蕪は移植ができるのでポットで苗を作って定植しました。
今年は黒いビニールマルチをやめて写真のように切り藁を敷き詰めてます。

防虫ネット内は白菜。
今のところ白菜を無農薬で作るにはネットに頼るしかないようです。
それでも何かにやられるのでカマキリを捕まえてネット内に放してますが効果の程は分かりません。
その隣は金時人参。
それから大根が三畝。
自家採取の種を畝毎にそれぞれ違った日に蒔いてあります。

大根の次はチンゲンサイ。
チンゲンサイなどの葉物は一般的には直播をするものでしょうが、畑が狭いのでこれもポットで苗を作って定植しました。
根元がぷっくりとしたのを農協に出してみたいと思って間隔をとり沢山植えました。
本来ならアブラナ科の葉物は青虫にやられやすいので不織布などかけたいところなんですが、家の野良猫の小太郎と銀ちゃんが気持ちがいいとその上に寝そべるので今年はかけることができません。
それでも畑の中を二匹が走ってくれるので堪りません。
傍に来て親しんでくれるのはかわいいのですが・・・
奥に九条ネギがあります。
今年はネギが例年より上手く出来てます。

チンゲンサイの次は同じ畝に夏の名残のオクラと伏見唐辛子が植えてあり、それから日野菜と続きます。
日野菜も今年はよく出来てます。
小さい黒い甲虫の害も今年はさほどにありません。



ちょっとすごいですが・・・
食用菜の花が植わってます。
この場所は畑にしてからほぼ2年で有機質が足りません。
菜の花の前はサツマイモを植えてました。
油粕を使い切ってたので、菜の花なら肥料なしでも大丈夫だろう、ワラもきれてたのでその周りに刈りっぱなしにしておいた草を載せたら肥料にもなるだろうとこんなことにしました。

写真には写ってませんが、周りにラッキョウ、春菊、ロケット、チマサンチュなどが植わってます。

無農薬ですが今年はあまり虫にやられません。
やっと益虫とのバランスが取れてきたのかもしれません。
とはいえ、虫による陸軍と空軍との戦いは続いてます。
土中からの潜水艦のような攻撃には相変わらず打つすべなく手を焼いてます。
  


Posted by江龍武at 22:12 Comments(6) 農作業

2009年09月11日

初出荷

明日はやっと雨が降りそう。

雨は降らないけど大根はどの大きさにするかで蒔く日を決めてある。
蒔いたら芽が出る。
芽が出たら育てないといけないので水やりに追われることになった。
その上今年の秋は早そうだと思い例年より早蒔きしてポットで育てていた白菜、ミズナ、ミブナ、高菜、チマサンチュ、大蕪がポットの底穴から根を覗かしはじめ、いい結果を求めるなら定植するしかないし、これまた忙しくなった。

水やりはできるだけ効果が長持ちするように夕方するのだが、定植も昼の暑さでやられてはこまるので夕方植え始めることになり、日が短くなっている今では両方するといつも暗くなるまで畑にいることになる。

昨年までは母が昔使っていた黒マルチが残っていたので使っていたが、それがまだ残っているものの、春になるとカラスが巣を作るのに利用するのか破ってくれるし、レタスを植えると天気のいい日は葉が焼けたり、畑にどうしても切れ端が混入するなどとあまり好ましくないことが多いので、今年は昔ながらのテクニック、切りワラでマルチをすることにしてみた。

ワラは昨年もらってあったが、押し切りがいる。
母が、私が使ってたのがあるはずと教えてくれた場所を探したがない。
実家に昔父が使っていたのがあるはずだが見つからない。
買うしかないかとネットで探し始めた時、妹と話す機会があり尋ねたら探してくれた。
長らく使ってないので全体が錆びていたが動く。
ありがたく借りてきて可動部分に油を差し、刃に砥石をかけて使いやすくしたら、ざくざく切れた。

切りワラマルチをしてみて分かったが、切りワラマルチは凄い。
夕方水をやるとその湿度をしっかりワラの下で保っている。
明くる日の夕方、土がまだ湿った色をしてるので「ほ~!」と思いながらもこの天気だからやはりしっかり水をやった方がいいだろうと寒冷紗をした白菜にも同じようにやったら根が加湿で蒸れたのか2本植え替えることになったぐらいだ。

まだどんな結果が出るか分からないが、畑に有機物を増やすのとリンゴの木村さんの本に虫は枯れ草を嫌うということがあったことも切りワラマルチに舵をきらせた。
結局昔の人がしていた方法に戻っただけだが、私のやり方が昔式だからそれでいいのだろう。

とまあそんなことをしていたら日が経ち、昨夕農協の生産者カードをもらった。
昨日しっかり栗を拾っていたのでそれじゃ早速出荷しようということになり昨晩は妻と売るための打ち合わせをした。
内容量は300グラムぐらいが適当だろうと決め、値段はネットなどを参考に一キロ当たり1000円ということにしたので、一袋300円。
サイズが揃ってないと使いにくいだろうと秤で一粒一粒量って分けた。

そして今朝、普段なら起きる時間の7時半に栗と秤とザルを持って農協に行き、店長さんがいたので聞きながら、詰める袋やその口を閉じるテープ、そのテープを使う台をまず買って、建物の中では邪魔になるので外に停めた軽トラックの荷台の上でザルに栗を入れて秤で量りそれを妻が袋に入れて口を閉じるという作業をした。
変な栗もあるかもしれないと余分に一粒入れておいた。
それから生産者の名前や値段が印刷されるシールを作って貼るのだがそれすら初めてでどきどきもの。
そんな初心者をあざ笑うように商品の名前を入れる段階でどうしていいか分からなくなった。
それも当然で栽培管理記録を提出してコンピューターに登録してもらわないと先に進めないようになっていた。
栽培管理記録に判子が要ったがそれは午後に提出ということで登録してもらい無事ラベルも貼り、陳列場所も決めてもらい初出荷はなんとか終わった。

午後遅く栽培管理記録に判子を押してもって行った時、売れてないかな~と思いながら売り場に行ったら20袋のうち14袋も売れていて嬉しいことこの上なかった。
早速妻にも電話して喜びをわかちあった。

一般的に栗は虫が出るので燻蒸か近頃は温湯処理をしているらしい。
こちらは無燻蒸なので虫が出る可能性もあるので拾って直ぐに持っていったが、本当は冷蔵庫の中で暫く寝させた方が甘みがます。
今回は初出荷ということでとにかく売り場に出して様子がみたいという気が勝ったが、虫のリスクはあるものの次回は少し冷蔵庫で寝させてみようかと思っている

今日も出荷後栗を拾った。
夕食後また一粒一粒重さを量って、さらに今日は布で一粒一粒丁寧に拭き上げた。
それも気が出る状態に身体をして、この栗を食べた人が元気になることを祈りながらできるだけ栗に気が入るように拭いた。

この思いつきはおもしろかったが、身体が熱くなるのには閉口した。
「氣入りの栗」とうたうわけにもいかないし・・・(笑)
  


Posted by江龍武at 22:41 Comments(4) 農作業