2010年09月11日

コオロギ

近頃ポットで育てた苗を畑に定植しているのだが、畝の準備をしたとき雨が降らなかったことで粘土質の畑はかちんこちんになっていた。
将来的には不耕起栽培を目指してるが、こんな土では幾ら自然の力を信じるとしても手をこまねていたらなかなか実現するとは思えない。
有機物をどんどん足していったら何とかなるかもしれないと思い、昨年から短く切った藁をマルチに使ったりしていたが、この秋冬野菜を定植する時期になって先日土手で刈った草をマルチとして長いまま全体に敷き詰めることにした。
これは春に新しく開墾した場所ですでに試していて良いように思っていた。
湿度は保てるし雑草は押さえられ栄養にもなると好いことずくめだ。
昨年コオロギが虫をくわえているのも見ているので、害虫退治をするコオロギの隠れ場所にもなるとも思った。

一面に刈り草を敷いた後、植える場所の刈り草をどけ白菜を植えた後、またどけた草を寄せると浅植えしても草で支えられるし、やってみてこれまた便利に思った。

ところが、翌日は問題なかったが2日目ぐらいから虫に食われ始めた。
根きり虫にしては被害が大きすぎる。
今年は根きり虫が大量発生でもしたのかとも思ったが根元を探しても一匹もいない。
モンシロチョウを防ぐのに防虫網で覆ってあるので敵は網の中にしかいないが・・・はて?

分からないまま少し後に同じようにして植えたチマサンチュも同じように食われた。
チマサンチュがこんなにされたことは未だかつてない。
こちらは2匹根きり虫を捕まえやっぱりこいつかと思ったが、それにしても被害が大きい。

そして、あちこちで動く黒い虫を見て、はた!と気がついた。
コオロギかも!!

インターネットでさっそく調べたら、しっかりコオロギの食害のことが書いてあった。
幼苗を好んで食べるらしい。
過去に直播きすると何かに食われ、上手く育てられず何にやられるのか分からなかったがやっと分かった。

コオロギだった。

あちゃ~~~
食害してくれとばかりにネグラを提供してしまった。

さてどうする?
刈り草をどけることも考えたが、それでは面白くないし利点もあるし、とりあえず新聞紙で根際から苗を包んでみることにした。
上が開いてるので其処から入って食べるかもしれないが、そこまでベジタリアンでもないだろうと願っている。

夕方水やりに行ったら防虫網にカマキリが止まってたので、お礼にとばかり網の中に進呈した。


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