2009年03月03日
Yさん滞在記
28,1日とバンクーバーの友人Yさんが遊びに来ていた。
Yさんの友人に、野菜を送らせてもらったイタリア料理研究家であり野菜ソムリエでもあるFさんがいるが、本人もいつでも料理研究家として売り出せるほどの知識と腕を持っている。
Fさんが私の大根は美味しいとYさんにも伝えてくださったので、まだ食べたことのないYさんはバンクーバーにいるときから大根を食べさせてと言っていた。
いまだ食べてはいるものの収穫時期としては最高の時ではない旨は伝えてあるし、期待に添えなくても仕方がない。
それより、もうじきトウが立つという大根が美味しかったらそれもまた話の種になると思い、風呂吹き大根を26日の晩から仕込みだした。
Yさんの味覚は私など足元にも及ばないという人物で、家で食べてもらうとなると友人とはいえ少し緊張するが、もともと腕に覚えのないど素人の私達夫婦が気にするのがおかしいと開き直ってカナダでも招待していたのを思い出した。
いつもは妻に任せるが自分でやって納得したかった。
米のとぎ汁が出る夕方まで待ち、ストーブでくつくつと柔らかくなるまで煮て水で手早く洗い妻に頼んだ出汁で炊いて一晩置いて27日試食した。
なにか物足りないので、妻に尋ねたら本を見せてくれた。
そこでお吸い物程度の塩気がいることが分かったが、そのお吸い物の塩味が難しい。
恐る恐る塩を2度入れこれでいいかと何度も何度も同じ汁の味をみて思ったが、ついに今一度ほんの少し塩を入れることにした。
そしてまた一晩置いて味を含ませた。
27日はiku★ko さん宅へ頼んでいたパンを取りにいき28日はmi*さん宅へベーグルを取りに行った。
Yさんが私のブログに登場するお二人のパンやベーグルも食べたいということだったので焼いてもらったが、お二人にYさんの感想を伝えることで今後の参考になればとも思った。
そんなことでばたばたしていたら、白味噌と柚子果汁で風呂吹き大根用に味噌ダレを作ろうとしていたことをすっかり忘れてYさんを迎えにいくことになり、料理の先生が来るんだから何も我々が作る必要はないということにして、食べる前に作ってもらうことにした。
28日午後近くの駅まで迎えに行き、その足でその晩は家でアンコウ鍋をすることにしていたので一緒にその食材を買いに行ったらアンコウが売り切れていてなかった。
どうしようとYさんに相談したら牡蠣鍋にしようということになった。
牡蠣は火を通しすぎると小さく固くなるので、半煮えでも大丈夫なように生食用を買った。
これがまた不思議だったが、かなり火が通ってもぷっくりしていてびっくりしたほどの代物だった。
牡蠣鍋の野菜はできるだけ私の畑から調達した。
割ると中に花芽があるような白菜、トウが立った白菜の花、春菊。
今畑にある旬の野菜は寒咲き菜種位で、その菜花は前日いつもする辛子和えになっていた。
牡蠣の下準備や味噌ダレを作ってもらってる間に、大根を生でかじってもらったり割った白菜の中から出てきた花芽を食べてもらったりして美味しいという言葉を勝ち取りほくほくしていた。
今回食事の時飲む日本酒として、昨年11月にYさんが送ってくれた同じ日本酒「杜氏農口尚彦氏の受賞記念酒」が用意されていた。
Yさんが日本酒好きの私に参ったと言わせるために送ってくれたお酒だったが、Yさんは飲んだことがない。
それで、今回もあったら送るから一緒に飲もうと言ってもらってたが、私もインターネットで探しあてたのでない時のために念のため注文しておいた。
そして、Yさんからのも私の注文したのも同じ日に同時に届いてこの日を待っていた。
そんな銘酒が四合瓶とはいえ二本も目の前にある。
一本開けようかと思う心を抑えるのに苦労した数日だった^^
口にしてみると、やはり昨年のブログに書いたように時間とともに肴とともに味が変わる化け物のようなお酒だった。
これ見よがしに吟醸香があるわけでもない。
昨年このお酒で参ったと言わなかったものだから(というのも最初から参ったというようなことはできるわけもない)もう一本これでどうだと酒店が勧めたのをYさんからもらって飲んでいたが、それはそんな意識が強すぎて鼻につくといった日本酒だった。
今回Yさんもこの酒を飲んでみて全面的に私の意見に賛成してくれた。
妻と三人でこの酒を女性に例え、ああでもないこうでもないと話がはずんだ。
怒られるかもしれないが、山廃純米大吟醸を知り尽くすべく大胆に燗にもした。
あえて言わしてもらうなら玄人好みですけど、今回は参ったと心底思いました。
翌日、昨年飲んだときと同じく二日酔いは全くなく改めて惚れたお酒でした。
Yさんの友人に、野菜を送らせてもらったイタリア料理研究家であり野菜ソムリエでもあるFさんがいるが、本人もいつでも料理研究家として売り出せるほどの知識と腕を持っている。
Fさんが私の大根は美味しいとYさんにも伝えてくださったので、まだ食べたことのないYさんはバンクーバーにいるときから大根を食べさせてと言っていた。
いまだ食べてはいるものの収穫時期としては最高の時ではない旨は伝えてあるし、期待に添えなくても仕方がない。
それより、もうじきトウが立つという大根が美味しかったらそれもまた話の種になると思い、風呂吹き大根を26日の晩から仕込みだした。
Yさんの味覚は私など足元にも及ばないという人物で、家で食べてもらうとなると友人とはいえ少し緊張するが、もともと腕に覚えのないど素人の私達夫婦が気にするのがおかしいと開き直ってカナダでも招待していたのを思い出した。
いつもは妻に任せるが自分でやって納得したかった。
米のとぎ汁が出る夕方まで待ち、ストーブでくつくつと柔らかくなるまで煮て水で手早く洗い妻に頼んだ出汁で炊いて一晩置いて27日試食した。
なにか物足りないので、妻に尋ねたら本を見せてくれた。
そこでお吸い物程度の塩気がいることが分かったが、そのお吸い物の塩味が難しい。
恐る恐る塩を2度入れこれでいいかと何度も何度も同じ汁の味をみて思ったが、ついに今一度ほんの少し塩を入れることにした。
そしてまた一晩置いて味を含ませた。
27日はiku★ko さん宅へ頼んでいたパンを取りにいき28日はmi*さん宅へベーグルを取りに行った。
Yさんが私のブログに登場するお二人のパンやベーグルも食べたいということだったので焼いてもらったが、お二人にYさんの感想を伝えることで今後の参考になればとも思った。
そんなことでばたばたしていたら、白味噌と柚子果汁で風呂吹き大根用に味噌ダレを作ろうとしていたことをすっかり忘れてYさんを迎えにいくことになり、料理の先生が来るんだから何も我々が作る必要はないということにして、食べる前に作ってもらうことにした。
28日午後近くの駅まで迎えに行き、その足でその晩は家でアンコウ鍋をすることにしていたので一緒にその食材を買いに行ったらアンコウが売り切れていてなかった。
どうしようとYさんに相談したら牡蠣鍋にしようということになった。
牡蠣は火を通しすぎると小さく固くなるので、半煮えでも大丈夫なように生食用を買った。
これがまた不思議だったが、かなり火が通ってもぷっくりしていてびっくりしたほどの代物だった。
牡蠣鍋の野菜はできるだけ私の畑から調達した。
割ると中に花芽があるような白菜、トウが立った白菜の花、春菊。
今畑にある旬の野菜は寒咲き菜種位で、その菜花は前日いつもする辛子和えになっていた。
牡蠣の下準備や味噌ダレを作ってもらってる間に、大根を生でかじってもらったり割った白菜の中から出てきた花芽を食べてもらったりして美味しいという言葉を勝ち取りほくほくしていた。
今回食事の時飲む日本酒として、昨年11月にYさんが送ってくれた同じ日本酒「杜氏農口尚彦氏の受賞記念酒」が用意されていた。
Yさんが日本酒好きの私に参ったと言わせるために送ってくれたお酒だったが、Yさんは飲んだことがない。
それで、今回もあったら送るから一緒に飲もうと言ってもらってたが、私もインターネットで探しあてたのでない時のために念のため注文しておいた。
そして、Yさんからのも私の注文したのも同じ日に同時に届いてこの日を待っていた。
そんな銘酒が四合瓶とはいえ二本も目の前にある。
一本開けようかと思う心を抑えるのに苦労した数日だった^^
口にしてみると、やはり昨年のブログに書いたように時間とともに肴とともに味が変わる化け物のようなお酒だった。
これ見よがしに吟醸香があるわけでもない。
昨年このお酒で参ったと言わなかったものだから(というのも最初から参ったというようなことはできるわけもない)もう一本これでどうだと酒店が勧めたのをYさんからもらって飲んでいたが、それはそんな意識が強すぎて鼻につくといった日本酒だった。
今回Yさんもこの酒を飲んでみて全面的に私の意見に賛成してくれた。
妻と三人でこの酒を女性に例え、ああでもないこうでもないと話がはずんだ。
怒られるかもしれないが、山廃純米大吟醸を知り尽くすべく大胆に燗にもした。
あえて言わしてもらうなら玄人好みですけど、今回は参ったと心底思いました。
翌日、昨年飲んだときと同じく二日酔いは全くなく改めて惚れたお酒でした。
Posted by江龍武at23:00
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