2009年05月10日
THさん滞在記最終稿
7日の朝を迎えた。
昨日の話では10時ごろ出立するということだったので、忘れ物がないか確認をかねて迎えに行くつもりで9時半ごろに電話を入れた。
そして、「俺、10時ごろに出たらいいんだけど・・・」「だから今9時半過ぎだから電話してるんだけど・・・」という会話からその日は始まった。
迎えに行ったら、バルコニーでタバコを吸っててゆっくりしたもの。
机にはビールの缶があるので片付けようと持ったらまだ沢山入っていた。
「あぁ~、それ今飲んでるんだ~」ということだった。
あまり食べない代わりに毎朝ビールから始まるのは直ぐに分かっていたので驚きもしないが、それを飲み終わるのを待たないといけない。
10時に出るなんて直ぐに無理だと分かった。
飲みながら「大阪に今晩泊まるホテルを取ってくれたんだけど、大阪なのにスイスホテルなんてとこでさ~、そんな聞いたことのないような安もんのホテルとりやがってなんて言ったら、いいじゃない、私のお母さんが払うと言ってるんだから我慢してと言われちゃったよ~」なんて言う。
そんなことでその日は大阪で泊まることになったということが分かったが、夕方6時にそこで会うことになってるから私に「もう少しここでゆっくりさせてもらってもいいかい?」と尋ねる。
即座に「だ~めっ!妻の友人がくることになってるから」と言ったら、「それを早く言えよぉ~」と言ってやっと顔を洗い出した。
そうこうしていたらあまりに私が戻らないものだから妻もどうなったのかとやってきた。
3人で忘れ物のないことを確認して母のところへ戻り、母と別れの挨拶をさせてる間に私はコンピューターで大阪への電車の時間を調べて、それから妻にはHさんを送っていく駅にSFちゃんが同じころ着いてくれるようにメールを入れてもらった。
電車の時間を調べたついでに、スイスホテルというのも調べたのだが、Hさんが言ってるようなホテルではなくてホームページでは最低料金が一泊35000円もするすばらしいところだった。
相手の気遣いをおもんばかってそのことを伝えたのがまずかった。
それを聞くなりHさんの顔がこわばった。
「え~、そんなとこかい?俺、払ってくれる?何言ってんだい、宿泊代は自分で払うよ~と言っちゃった」と急に懐ぐあいを気にしだした。
Hさんは、例えて言えば野球の清原選手のような男気がある。
だから、そういう言葉を言ったのだが、それが彼を今回はことのほか苦しめたようだ。
彼の頭の中はその件をいかに解決するかと言うことで一杯だったが、身体は母と話してる間もビールを求めた。
なんとか出発することができたが電車の中で飲めるようにビールを渡したのは武士の情けというものだった^^
駅への道中でも「俺なんか寝れたらいいんだから、そんないいホテル要らないんだ」とか、「ここからでもかよえるんだから」とか私らがちょっとぞっとするようなことも言っていた。
まあ、それでもかまわないんだけど・・・
妻は「頭まわる~」と言って感心していた。
「うちでタダだったんだからいいじゃない、延べにしたら安いもんや」と言ってもそれはそれ、これはこれという考えだったのだろうし、なんとかしてもう一泊できないかと考えていたのかもしれない。
私の言葉に対して返答はなかった。
(その支払いのことがどうなったのか今でもちょっと気になっている。)
駅に着くころから「おめえ達も昼すんだろう~?」と言い出した。
駅で無事SFちゃんと会ったら、一緒にお昼することにその布石の通りになってしまった。
こういう人を見せておくのもSFちゃんにいいかと思い、彼女の承諾をもらってお昼を一緒に食べることにした。
トイレに言ってる間に、どうせ食べないだろうけど食べなかった時私のビールのつまみになるようなセットを彼用に頼んだ。
戻ってきてやはり「俺要らない」と言ったがもう頼んである。
それがきた時「おめえら、よく食うな」と言って勧めても殆ど私たちに食べさせた。
ビールの生中を二杯飲んだところでまだ飲みたがったが、こちらはSFちゃんのお相手をする時間がなくなっては困るので段々冷たい態度をとって、諦めさせて別れることにした。
レストランの前で「じゃ~ここで」と言ったら、「いいかい?もうこれで会えなくなるよ~」というようなことを言うので、ほだされたのか妻が「駅まで送っていかなくっていいの?」と言う。
そんな言葉は無視して、駅へ行くのにエレベーターで降りる階を間違えないように何度も言って別れた。
なんとか一件落着という安堵感を感じた。
SFちゃんは、妻の生活振りが話だけでは分からないので私たちの家に来たがったのだが、家で話していたら携帯がなった。
私のお世話になってる方からの電話だった。
「ハマチを一杯釣ってきたので要りませんか?」という嬉しい内容で、ここ4日Hさんをお世話した神様からのお駄賃かと思ったようなことだった。
SFちゃんの住む方向なので送りがてら釣りたてのハマチを5匹ももらってきて、その晩はお刺身にして妻とグラスを交わしお疲れ会をもったようなことだった。
Hさんが私に残してくれたのは、あれだけ飲んでたらもう会うのもこれが最後かと思うような一抹の寂しさもあったが、酒量の増加、体重の激増、心身の疲れという好ましくないものが多かった。
皆さんなら、このようなアルコール依存症と思われる客人がこられたらどうされますでしょうか。
今日やっと疲れが取れ、相変らず酒量は多いままですが普段の生活に戻れた気がしています。
ところで、Hさんですが、血液検査なんか受けても全て正常ということで、お医者さんが尋ねるらしいのですが、
「お酒はどれ位飲みますか?」
「最低一日ビール5,6本」
「タバコは?」
「一日一箱ほど」
ということで、お医者さんがあきれて首をふってるそうです。
食べないというのがいいのかと思ったりしました。
卵かけご飯、ホルモン、稲荷寿し、鶏の皮、日本に来たら耳を取った三角でなく長方形に切ったサンドイッチなんかが好物でした。
いつもアルコールが抜けてない状態なのでなんともいえませんが、多分生まれつき五臓六腑が強いのでしょう、身体は強いとお医者さんの折り紙つきですが、認知症気味だったこともご参考までに^^
昨日の話では10時ごろ出立するということだったので、忘れ物がないか確認をかねて迎えに行くつもりで9時半ごろに電話を入れた。
そして、「俺、10時ごろに出たらいいんだけど・・・」「だから今9時半過ぎだから電話してるんだけど・・・」という会話からその日は始まった。
迎えに行ったら、バルコニーでタバコを吸っててゆっくりしたもの。
机にはビールの缶があるので片付けようと持ったらまだ沢山入っていた。
「あぁ~、それ今飲んでるんだ~」ということだった。
あまり食べない代わりに毎朝ビールから始まるのは直ぐに分かっていたので驚きもしないが、それを飲み終わるのを待たないといけない。
10時に出るなんて直ぐに無理だと分かった。
飲みながら「大阪に今晩泊まるホテルを取ってくれたんだけど、大阪なのにスイスホテルなんてとこでさ~、そんな聞いたことのないような安もんのホテルとりやがってなんて言ったら、いいじゃない、私のお母さんが払うと言ってるんだから我慢してと言われちゃったよ~」なんて言う。
そんなことでその日は大阪で泊まることになったということが分かったが、夕方6時にそこで会うことになってるから私に「もう少しここでゆっくりさせてもらってもいいかい?」と尋ねる。
即座に「だ~めっ!妻の友人がくることになってるから」と言ったら、「それを早く言えよぉ~」と言ってやっと顔を洗い出した。
そうこうしていたらあまりに私が戻らないものだから妻もどうなったのかとやってきた。
3人で忘れ物のないことを確認して母のところへ戻り、母と別れの挨拶をさせてる間に私はコンピューターで大阪への電車の時間を調べて、それから妻にはHさんを送っていく駅にSFちゃんが同じころ着いてくれるようにメールを入れてもらった。
電車の時間を調べたついでに、スイスホテルというのも調べたのだが、Hさんが言ってるようなホテルではなくてホームページでは最低料金が一泊35000円もするすばらしいところだった。
相手の気遣いをおもんばかってそのことを伝えたのがまずかった。
それを聞くなりHさんの顔がこわばった。
「え~、そんなとこかい?俺、払ってくれる?何言ってんだい、宿泊代は自分で払うよ~と言っちゃった」と急に懐ぐあいを気にしだした。
Hさんは、例えて言えば野球の清原選手のような男気がある。
だから、そういう言葉を言ったのだが、それが彼を今回はことのほか苦しめたようだ。
彼の頭の中はその件をいかに解決するかと言うことで一杯だったが、身体は母と話してる間もビールを求めた。
なんとか出発することができたが電車の中で飲めるようにビールを渡したのは武士の情けというものだった^^
駅への道中でも「俺なんか寝れたらいいんだから、そんないいホテル要らないんだ」とか、「ここからでもかよえるんだから」とか私らがちょっとぞっとするようなことも言っていた。
まあ、それでもかまわないんだけど・・・
妻は「頭まわる~」と言って感心していた。
「うちでタダだったんだからいいじゃない、延べにしたら安いもんや」と言ってもそれはそれ、これはこれという考えだったのだろうし、なんとかしてもう一泊できないかと考えていたのかもしれない。
私の言葉に対して返答はなかった。
(その支払いのことがどうなったのか今でもちょっと気になっている。)
駅に着くころから「おめえ達も昼すんだろう~?」と言い出した。
駅で無事SFちゃんと会ったら、一緒にお昼することにその布石の通りになってしまった。
こういう人を見せておくのもSFちゃんにいいかと思い、彼女の承諾をもらってお昼を一緒に食べることにした。
トイレに言ってる間に、どうせ食べないだろうけど食べなかった時私のビールのつまみになるようなセットを彼用に頼んだ。
戻ってきてやはり「俺要らない」と言ったがもう頼んである。
それがきた時「おめえら、よく食うな」と言って勧めても殆ど私たちに食べさせた。
ビールの生中を二杯飲んだところでまだ飲みたがったが、こちらはSFちゃんのお相手をする時間がなくなっては困るので段々冷たい態度をとって、諦めさせて別れることにした。
レストランの前で「じゃ~ここで」と言ったら、「いいかい?もうこれで会えなくなるよ~」というようなことを言うので、ほだされたのか妻が「駅まで送っていかなくっていいの?」と言う。
そんな言葉は無視して、駅へ行くのにエレベーターで降りる階を間違えないように何度も言って別れた。
なんとか一件落着という安堵感を感じた。
SFちゃんは、妻の生活振りが話だけでは分からないので私たちの家に来たがったのだが、家で話していたら携帯がなった。
私のお世話になってる方からの電話だった。
「ハマチを一杯釣ってきたので要りませんか?」という嬉しい内容で、ここ4日Hさんをお世話した神様からのお駄賃かと思ったようなことだった。
SFちゃんの住む方向なので送りがてら釣りたてのハマチを5匹ももらってきて、その晩はお刺身にして妻とグラスを交わしお疲れ会をもったようなことだった。
Hさんが私に残してくれたのは、あれだけ飲んでたらもう会うのもこれが最後かと思うような一抹の寂しさもあったが、酒量の増加、体重の激増、心身の疲れという好ましくないものが多かった。
皆さんなら、このようなアルコール依存症と思われる客人がこられたらどうされますでしょうか。
今日やっと疲れが取れ、相変らず酒量は多いままですが普段の生活に戻れた気がしています。
ところで、Hさんですが、血液検査なんか受けても全て正常ということで、お医者さんが尋ねるらしいのですが、
「お酒はどれ位飲みますか?」
「最低一日ビール5,6本」
「タバコは?」
「一日一箱ほど」
ということで、お医者さんがあきれて首をふってるそうです。
食べないというのがいいのかと思ったりしました。
卵かけご飯、ホルモン、稲荷寿し、鶏の皮、日本に来たら耳を取った三角でなく長方形に切ったサンドイッチなんかが好物でした。
いつもアルコールが抜けてない状態なのでなんともいえませんが、多分生まれつき五臓六腑が強いのでしょう、身体は強いとお医者さんの折り紙つきですが、認知症気味だったこともご参考までに^^
Posted by江龍武at22:47
Comments(0)
生活