2009年12月04日

マコモの葉

昨日母が父の病室にいたときのことだが、お掃除の方が部屋に入ってこられたそうだ。
母は当然掃除に来られたと思って、「掃除してくれはるんですな~すんませんな~」とか言ったようだが、その方は「いつもさせてもらってるんですが、今寄せてもらったのは掃除と違ってちょっとお尋ねしたいことがあったんですが、前を通ったらお姿をお見受けしたもんで」ということだったらしい。
そして言われるには、「この部屋は他の部屋と違って寄せてもらったとき臭くないんですけど、そこに置いてあるのはなんですか?」と尋ねられたらしい。

10月下旬頃からか、そこには私がマコモダケを収穫したとき捨てずに集めて乾燥したマコモの葉を長いまま前衛芸術という風に大胆に飾ってある。

母は、「これは息子が親しくしてる薬学の先生から教えてもらったものでマコモというもんですけど、臭いをよく消してくれるんです」と説明したらしい。

そんなことを母が帰ってきて話してくれたが、他の部屋も掃除をしてる方が言うのだからマコモの葉の消臭力は確かなようだ。

置いた頃はイグサのような匂いがしてその匂いで臭いをごまかしてるのかとも思った。
しかし、置いた翌日から湿度を伴ったようなまといついてくるような独特の変な病室の臭いが硬質といえるような爽やかな空気になっていたので驚き、妻や母に同じように感じるか確かめていたものだ。
今はイグサのような匂いはあまりしないが、相変らずお掃除の方が尋ねられるほど空気は爽やかに思える。

マコモの葉は光が当たる窓辺に置いてある。
光に当てるのが大事と聞いてそうしてるのだが、いつまでも消臭力が持続するのは活性炭が臭いを吸着するのとは違う作用のようだと思い、光合成細菌でも働いてるのかと思っている。

義姉にも上げたら車に入れて使ったら良かったようで先日クッキー作りの最中にもっとないかと尋ねられた。
母も、病気で嗅覚が敏感になった友達にマコモの葉の消臭のことを話したら欲しいと頼まれてきた。
今年はマコモダケの収穫のため植えてたが、そんなことなら来年はマコモダケもさることながら葉を沢山収穫しようと計画している。


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