2007年08月27日

秋冬野菜

ここんところ畑仕事に追われている。
30坪ほどの畑だと苗を買っていたら高くつくので、葉物野菜は大体種を撒いて自分で苗を作る。これだと根きり虫にぷっつーんとやられても悔しいけどまだ我慢が出来る。最初の年は何時撒くのか分からず失敗した。去年も野菜によっては少し遅かった。
秋野菜というのはこの撒き時が重要で2週間ほどが忙しい。これを逃すと大きいのができない。
特にレタス、白菜はお盆どきには撒いた方がよいようだ。遅れても20日までに撒かないと充分な結球をみない。特に金肥を入れない私のような作り方だと成長がゆっくりなので特に大切である。
今年は大根を除いて全部去年より少し早めに撒いている。大根は去年21日に撒いたら肥料をやってないのに大きくなりすぎ、漬物にするサイズのときは気候が暖かすぎて葉の色がとまらなかった。その反省から22日、27日、1日と5日おきに撒いて試している。大根を早く撒くとスが入るというが、私のような作り方では入らないようだ。
無農薬でもあるので不織布や寒冷紗を苗のときも畑に移してからもかけて虫を防ぐ。それでもどこからか一匹入って先だけやってくれたり完全防御は難しい。
十字架植物は常に気をつけてないと絶望感しか収穫できなくなる。キク科の植物は概して虫に強いがそれでもそれなりに好むのがいる。蓼食う虫というようにレタスはキク科で作りやすいがカタツムリの好物である。ニンジンも虫に強いがアゲハチョウの幼虫だと思うが喜んで食べる。唐辛子、春菊、アスパラガスはほとんど虫がつかないのでありがたい。
青虫や根きり虫、黒いのや白い幼虫を見つけたら駆除しなければならない。これがちょっと嫌な作業だ。
子供のとき虫に残酷なことをして遊んでいたことがあり、その反動か今度は蚊やハエを殺せなくなった時期がある。結婚してからも南無阿弥陀仏と言わないと蚊やハエを殺せなかった。それからなんとか自分を襲ってきたのに対しては心を動かさず瞬殺することができるようになったが、美味しそうに食べているのを捕殺するのはくそっとは思うがなにか気が引ける。
作物を作るとき害虫というのは作物を食害する虫で動物なら平和的な草食動物、人間で言うとベジタリアンにあたる。益虫は攻撃的な肉食動物、人間で言うと肉をよく食べ好戦的なアングロサクソンだろうか。益虫害虫というのは人間の立場から分けている。醗酵と腐敗もそうだ。味方と敵に分けるのも立場からだ。
それはともかく、そんなベジタリアンを殺すわけだからできるだけ苦しませたくない。行為としては残酷だが、固いものの上におき足で踏み潰す瞬殺が一番だが、数が多いとそれでは時間がかかるのでペットボトルに入れていくのだが、その後水死させている。これは苦しむ時間が長いのでかわいそうと思ってるがそうしてる。辛いが野菜を収穫するには避けられない。
だから、野菜を食べているからといって動物を殺していないということにはならない。多くの命の犠牲の上に人間は生きているというのがこのことからも分かる。


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この記事へのコメント
ベジタリアンだからと言うだけでは動物を殺していない? ウ〜ん 勉強になりました。 頑張って下さい。
Posted by ドラゴン at 2007年08月27日 14:14
ドラゴンさん
ベジタリアンですか。そうなら、卵も食べない完全ベジタリアンは短命なそうです。卵だけでもとってください。前に書いたように必須たんぱく質が大事です。ミクロネシアかポリネシアかの原住民は腸内に窒素固定菌を持ってるそうで澱粉質でもしっかり生きていけるそうですが・・・
Posted by 運営委員長 at 2007年08月27日 17:27
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