2007年10月12日

1/fのゆらぎ

治療テープを作っていたことを書いたが、横浜のTさんは一日何時間も私のテープを聴いてくださるのでテープが一ヶ月ほどしかもたなかった。テープ作りが苦にならない時は数本作ってはカナダから郵送していた。
日本に帰って横浜の親友宅へ遊びに行った際は、隣のマンションにお住まいだったので必ず直接気をかけに行っていた。
あるとき、機材は用意しますのでMDに吹き込んでいただけませんかと頼まれた。あまりにテープが早くに駄目になるので気にしていただいたようだ。
それまでに1/fのゆらぎというのを新聞で読んでいて、それは心を和ませるらしい。モーツアルトの曲とか風の音とか小川のせせらぎ音あるいは金魚の泳ぐのを見ていてもそのゆらぎ効果があるそうだ。そして、それは電子音とかにはないというぐらいの知識があったものだから、アナログしかゆらぎは確保できないように思ってデジタルでは無理だろうとお断りしたことがある。何となくデジタルと言うと電子音とイコールなんて思ってしまっていた。
と言うのは表向きの理由で、それも確かにそうだが、昨日書いたように消耗するので出来るだけしたくないというのが本音だった。

これを書き出す前に、インターネットで調べてみたら、CDでも1/fのゆらぎは大丈夫なようだ。デジタルだからというのではなく、音源によるようだ。と手前勝手に解釈しているのだが興味のある方は各自調べてください。

そんなことが今頃分かって、やっぱりTさんに作ってあげたらよかったと後悔している。
それにしても、世の中デジタルばやり。2011年からはテレビ放送もアナログ放送はなくなることになっている。
私は時代劇が好きだが、カメラで撮影した当時の時代劇はなにか懐かしさがあり心が引き込まれる感じがあったが、今時のデジタル機器で作ったのはくっきりしすぎていて何かしっくり来ない。
巷で見るデザインもなにか冷たい。温もりが伝わってこない。平板な気がする。
デジタルだから1/fのゆらぎがないというのではないようだから、コンピューター処理のためか製作者の感性の故か、ゆらぎが足りないのだろう。そんな感じが生活の多岐にわたってあるように思う。
その感じが正しかったら、1/fのゆらぎが生活から減っていることになる。そしてそんなことだと、ぎすぎす、いらいらした殺伐たる社会になる。ニュースなどから実際なってきてるように思う。
これからは、誰もが生活にゆらぎを積極的に持ち込む努力がいるようだ。
そんなわけで酒を飲むわけではないが、やっと熱燗の恋しい季節になってきましたね。


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