2009年02月16日
酔龍
午後、妻が、先日私が買った漉し餡の袋を出してきて「作らないの?」と言った。
う~んと少し考えてから、作ることにした。
二年ほど前だったか母屋に美味しそうな板粕(酒粕)があった。
子供の頃は今と違ってお菓子というのは限られていた。
板粕を焼いて砂糖を載せて食べたりしたことを懐かしく思い出した。
ほろ苦いような辛いようななんとも形容の仕様がない味だった。
その時、ふっと砂糖の代わりに餡子を付けて食べたら美味しいだろうかという考えが浮かんだ。
どうせ作るならお菓子の「雲龍」のようにロールにしたらどうかとまた思いついた。
そこまでくると、名前が直ぐ浮かび作る前から「酔龍」という名前を付けた(笑)
板粕のまま両面を焼いて片面に漉し餡を全体に広げて巻き簾で巻くだけ。
断面と薄く輪切りにした写真。
もう少し綺麗に巻きたかったが・・・
焼いて直ぐに口に入れたが、味は微妙。
美味しいとも思えるし、いまいちとも感じる。
外出から戻ってしっとりしたところを口に入れた。
はて?
まあまあかな~
真似して作って不味かったと文句言わないでくださいね(^^)
2009年02月12日
蔵見学会当日
昨日は石部の竹内酒造の蔵見学会。
ブログで仲良くなったmi*さん、iku★ko さん、さっちゃんも来た。
iku★ko さんはご家族全員の参加。
お子さんが退屈しないかと心配したが、なんだか楽しんでいたようだ。
京都からの友人一行が来るまで、試飲。
今年で4回目だから用意万端、ポケットにおつまみ用の鰯を詰め込んで参加した。
今回は知人も会場に沢山いたので、結局それは皆さんに差し上げてあっという間になくなってしまった。
青年海外協力隊でバングラディッシュに行っていたU夫妻が日本に戻ってきていて、出会えたのもこれまた嬉しい出来事だった。
U夫妻は妹の主人の知り合いで私がバンクーバーにいたとき紹介で来られたのだが、私の兄も青年海外協力隊員だった関係でUさんを知っているということもあって、それ以来折に触れ親しくさせてもらっていた。
今度はパナマに行かれるということだった。
見学会の様子はmi*さんやiku★ko さんのブログで読んでもらうとして、見学会の後は私の主催の宴会ということになっていた。
iku★ko さんのお子さんが退屈しないかとまた心配だったが、宴会が始まって観察していたら上手に育てておられるというのか適当に自分達で遊んでは時に大人に擦り寄ってきてこっちをかまってくれていた^^
前日からこの宴会のために用意したのは、
春菊の胡麻汚し
食用菜の花の辛子醤油あえ
金時人参の明太子まぶし
タレに漬けたスルメ
おでん
カリフォルニアロール
いなりずし
リッチカスタードプリン
当日に火を入れたのは、
鶏肉の麹焼き
鮭の心臓
それに自家製の日野菜のエビ漬けと新沢庵。
春菊、菜の花、金時人参、大根は私の畑から調達した。
なんか茹でて切ってまぶすだけの料理ばっかりと妻が笑いながら作っていた。
カリフォルニアロールはご飯が外に出る裏巻きというもので今回が初めて作る代物。
バンクーバーのお寿司屋さんの人気メニューでアボカドとカニ棒が入りそれにマヨネーズを入れる。緑は今回は貝割菜を入れてみた。
巻き簾にサランラップを付けて巻く。
バンクーバーでよく見ていたからできると思っていたが、やはり2本目までは要領がわからずまいてから綴じ目にまたご飯をおいて修正したりしてごまかした。
ああでもないこうでもないと考えてたら、3本目からはうまく巻けるようになった。
最後の方は自分でも惚れ惚れ。
そんなメニューでわいわいがやがや年齢差や初対面なんかない感じで夜は更けたのでした。
今朝はさすがに二日酔い気味。
体調に不安はあるものの朝から商工会の研修旅行へ行ってきた。
こういうときは私の場合食べると治るが、さすがに朝食は食べる気になれなかったので午前中気分がすぐれなかった。
昼食は「味工房原宿」で松阪牛のすき焼き。
乾杯の時いつもならビールをぐいっと飲むところをちびっと飲んでから食べることを優先した。
思ってた通り体調はそれで戻ってきて、ビールを手はじめに酒、焼酎と勧められるままにまたしっかり飲んだ。
よくやると自分でも思った。
その後伊勢神宮へも行けたのでさらに気分はよくなり楽しく帰ってきた。
夕食はさすがに飲まなかった。
当たり前ですね。
ブログで仲良くなったmi*さん、iku★ko さん、さっちゃんも来た。
iku★ko さんはご家族全員の参加。
お子さんが退屈しないかと心配したが、なんだか楽しんでいたようだ。
京都からの友人一行が来るまで、試飲。
今年で4回目だから用意万端、ポケットにおつまみ用の鰯を詰め込んで参加した。
今回は知人も会場に沢山いたので、結局それは皆さんに差し上げてあっという間になくなってしまった。
青年海外協力隊でバングラディッシュに行っていたU夫妻が日本に戻ってきていて、出会えたのもこれまた嬉しい出来事だった。
U夫妻は妹の主人の知り合いで私がバンクーバーにいたとき紹介で来られたのだが、私の兄も青年海外協力隊員だった関係でUさんを知っているということもあって、それ以来折に触れ親しくさせてもらっていた。
今度はパナマに行かれるということだった。
見学会の様子はmi*さんやiku★ko さんのブログで読んでもらうとして、見学会の後は私の主催の宴会ということになっていた。
iku★ko さんのお子さんが退屈しないかとまた心配だったが、宴会が始まって観察していたら上手に育てておられるというのか適当に自分達で遊んでは時に大人に擦り寄ってきてこっちをかまってくれていた^^
前日からこの宴会のために用意したのは、
春菊の胡麻汚し
食用菜の花の辛子醤油あえ
金時人参の明太子まぶし
タレに漬けたスルメ
おでん
カリフォルニアロール
いなりずし
リッチカスタードプリン
当日に火を入れたのは、
鶏肉の麹焼き
鮭の心臓
それに自家製の日野菜のエビ漬けと新沢庵。
春菊、菜の花、金時人参、大根は私の畑から調達した。
なんか茹でて切ってまぶすだけの料理ばっかりと妻が笑いながら作っていた。
カリフォルニアロールはご飯が外に出る裏巻きというもので今回が初めて作る代物。
バンクーバーのお寿司屋さんの人気メニューでアボカドとカニ棒が入りそれにマヨネーズを入れる。緑は今回は貝割菜を入れてみた。
巻き簾にサランラップを付けて巻く。
バンクーバーでよく見ていたからできると思っていたが、やはり2本目までは要領がわからずまいてから綴じ目にまたご飯をおいて修正したりしてごまかした。
ああでもないこうでもないと考えてたら、3本目からはうまく巻けるようになった。
最後の方は自分でも惚れ惚れ。
そんなメニューでわいわいがやがや年齢差や初対面なんかない感じで夜は更けたのでした。
今朝はさすがに二日酔い気味。
体調に不安はあるものの朝から商工会の研修旅行へ行ってきた。
こういうときは私の場合食べると治るが、さすがに朝食は食べる気になれなかったので午前中気分がすぐれなかった。
昼食は「味工房原宿」で松阪牛のすき焼き。
乾杯の時いつもならビールをぐいっと飲むところをちびっと飲んでから食べることを優先した。
思ってた通り体調はそれで戻ってきて、ビールを手はじめに酒、焼酎と勧められるままにまたしっかり飲んだ。
よくやると自分でも思った。
その後伊勢神宮へも行けたのでさらに気分はよくなり楽しく帰ってきた。
夕食はさすがに飲まなかった。
当たり前ですね。
2009年02月09日
甘酒
昨日妻と、11日の蔵見学会の後、家で集まった時に出すメニューを考えていた。
その中で甘酒を使う料理をしたいと妻が言うので、乾燥麹があるのを知っていたし甘酒なんか簡単に作れるからと作り出した。
甘酒は麹の酵素を使って澱粉質を糖化するだけのことだが最適な温度は60℃前後で保温する必要がある。
温度が低くても糖化するが時間もかかるし甘みが弱い。
それに下手をすると乳酸菌や酵母菌が働いて、酸っぱくなったりアルコールができたりする。
保温性に優れた大きいステンレス製の水筒があれば簡単だが持ってない。
ということで、発泡スチロール箱の中でペットボトルにお湯を入れて保温することにした。
使い残しの乾燥麹は半分量の100グラムだったので、大き目の茶碗に山盛り一杯のご飯と水コップ2杯約400ccを混ぜた。
混ぜてから湯煎して温度計を使って温度を見ながら品温を上げたが、この作業は馬鹿げていた。
ご飯をレンジで温め水の代わりにお湯を使ってたらこんな馬鹿なことをしなくてよかったのに・・・
後悔先に立たず。
なんとか60℃近くになったのでサランラップをして箱に入れペットボトルにお湯を入れそれと温度計を箱に入れて後は待つだけとなった。
暫くして温度を見たら予定より低いのでペットボトルを増やすことにして、またお湯を沸かしてペットボトルに入れ、2本目を入れ始めたら1本目から熱湯が噴出した。
えっ!!
少し隙間を空けて入れた筈なのに口からお湯があふれてた。
なんか小さくなったんじゃない?
それで、ペットボトルは熱湯には弱いことが分かった。
500ccのボトルが半分のサイズになっていた。
最初はそこまで熱いお湯を入れてなかったので助かったようだ。
それからも、2回ほど新しいお湯にして温度を保った。
10時間ほどでできるはずだが夜も遅かったのでそのままにして、今朝見たら白い美味しい甘酒ができていた。
雑菌の繁殖を防ぐため一度熱くして出来上がり。
ばっちり(^^)
その中で甘酒を使う料理をしたいと妻が言うので、乾燥麹があるのを知っていたし甘酒なんか簡単に作れるからと作り出した。
甘酒は麹の酵素を使って澱粉質を糖化するだけのことだが最適な温度は60℃前後で保温する必要がある。
温度が低くても糖化するが時間もかかるし甘みが弱い。
それに下手をすると乳酸菌や酵母菌が働いて、酸っぱくなったりアルコールができたりする。
保温性に優れた大きいステンレス製の水筒があれば簡単だが持ってない。
ということで、発泡スチロール箱の中でペットボトルにお湯を入れて保温することにした。
使い残しの乾燥麹は半分量の100グラムだったので、大き目の茶碗に山盛り一杯のご飯と水コップ2杯約400ccを混ぜた。
混ぜてから湯煎して温度計を使って温度を見ながら品温を上げたが、この作業は馬鹿げていた。
ご飯をレンジで温め水の代わりにお湯を使ってたらこんな馬鹿なことをしなくてよかったのに・・・
後悔先に立たず。
なんとか60℃近くになったのでサランラップをして箱に入れペットボトルにお湯を入れそれと温度計を箱に入れて後は待つだけとなった。
暫くして温度を見たら予定より低いのでペットボトルを増やすことにして、またお湯を沸かしてペットボトルに入れ、2本目を入れ始めたら1本目から熱湯が噴出した。
えっ!!
少し隙間を空けて入れた筈なのに口からお湯があふれてた。
なんか小さくなったんじゃない?
それで、ペットボトルは熱湯には弱いことが分かった。
500ccのボトルが半分のサイズになっていた。
最初はそこまで熱いお湯を入れてなかったので助かったようだ。
それからも、2回ほど新しいお湯にして温度を保った。
10時間ほどでできるはずだが夜も遅かったのでそのままにして、今朝見たら白い美味しい甘酒ができていた。
雑菌の繁殖を防ぐため一度熱くして出来上がり。
ばっちり(^^)
2009年01月28日
納豆の作り方
私のブログを読みに来てくださってる方はどんなことに興味を持っておられるのだろう、と昨晩検索キーワードを久しぶりに見てみた。
なんと「納豆の作り方」が上から4番目にあった。
検索エンジンで探したとしても後の方にあったら辿り着くことはなかなかできないはずだし不思議に思って「納豆の作り方」で検索してみた。
おっ、びっくり。
Googleなら2ページ目、Yahooならトップページに載っていた。
それで多くの方の目に触れ内容に間違いがあっては申し訳ないので確かめるため自分でも読んでみた。
問題はないものの、ささいなことだがやっぱり間違っていた。
ここで少し訂正させていただきお詫びしたいと思います。
以前のブログの部分で
④ 蒸しあがる前に乾燥粉末納豆菌を少量の湯冷ましで溶いておく。乾燥大豆2カップで、粉末納豆菌は耳かきに小盛り2杯ほど使ってたと思う。
とありますが、この部分で説明不足と勘違いがあります。
乾燥大豆2カップとありますが、北米の1カップは250ccだったはずで、私は500ccの軽量カップで乾燥大豆を少々盛るぐらい使ってました。(それで確か小さめのハンバーガーの容器に220~250gの仕上がりで5個ほどできてたように憶えてます。)
その乾燥大豆の量に対しては、乾燥粉末納豆菌は耳かきに小盛り1杯を大匙一杯ほどの湯冷ましに溶いて使っていたように憶えてます。
自分の家庭消費用に作っていたのと売るために作っていたときの量を勘違いして書いたようでした。
出来上がりにそんなに問題はないと思いますが、外国では納豆菌は大事なので使う量も少ないにこしたことはないと思い訂正させていただきます。
さて、私が納豆の作り方を書いたのはバンクーバーの友人のMちゃんがスイスに移住するかもしれないという話をしたときそんな時が来たら納豆の作り方を教えて欲しいと言っていたので、ブログに載せておいたらMちゃんだけでなく外国に住む日本の方に美味しい納豆を食べてもらえると思ったようなことだった。
今一度読んでみて、一番私が苦労した発酵環境設定のところが書いてないのでこれでは試すにも途方にくれていただいてるように思った。
それで、今日は私が考えた環境設定の方法を書き加え参考にしていただこうと思う。
私は北米しか知らないのでヨーロッパの方に役に立つかどうかは分からないが、北米には大きなオーブンがあるのでそれを利用した。
ということで、これは北米にお住みの方だけの作り方になるかもしれないが、一番肝心なのが温度設定で、どうしたものかと苦労した。
電球での保温でもできないことはないが、電球の位置から最適な温度の場所は限られる。それに発酵熱が出たとき微妙な調整ができない。
オーブンの温度設定をいくら低くしても電気が入ると熱くなりすぎる。
だが、熱源はやはりそれを使いたい。
それで、中段で発酵させるとして、色々試した結果最終的に次のようになった。
サーモスタットが上にあるので上火を使うことにして上段のラックをアルミホイルで前面覆った。
それだけではまだ中段の温度変化が激しいので、空気層を作ったらどうだろうと考え3~5センチ深さの四角い天板や耐熱のグラタン皿などを裏向け隙間が殆どないようにアルミホイルで覆った上段のラックの上に並べた。
そうしたらオーブンの火が入っても中段の温度変化は一定になるようになったので、中段に温度計を置き40℃と42℃になるオーブンの温度設定の位置を探し出し印をつけた。
大豆を蒸しだしてから、上記のようにセットしたオーブンを上火も下火も入る普通の使い方でラックを触っても手で触れるぐらい(50℃前後)に全体をまず温め、それから上火だけが働くようにして42℃の印をつけた位置にあわせて発酵室の準備は完了する。
ハンバーガーの容器だったので湿度は蓋の中にこもるので別の容器に水を入れてオーブン内におく必要もない。
その容器以外でも、切込みを入れたワックスペーパーを蒸し大豆の上にかぶせてさらにアルミ箔とかでふんわりかぶせたら湿度は十分に確保できると思う。
普通容器に入れた蒸し大豆の厚さは豆にして2段から3段が上手くできると文献には書いてあるが、私の場合はその倍ぐらい厚さにして3センチ余りにもなっていた。
発酵室に入れたときの蒸し大豆の温度によって胞子の発芽までの時間が変わり、容器の大きさ、蒸し大豆の厚さによっても発酵熱の出方が私とは違うだろうから、私の場合環境温度を40℃に落とすのは7時間半プラスマイナス15分後だったが、そこは自分の一番いい時を見つけて欲しい。
参考までに私の場合この量なら、圧力鍋の蓋を外せるようになってから熱々の状態でボールに移し手早く納豆菌の液を混ぜて直ぐ容器に移しワックスペーパーで表面を多い容器の蓋をして発酵室へ入れるまでほぼ1分ほどだったと思う。
圧力鍋で蒸し上がった際に、自在蒸し器なら中心についているリングを持てばよいがざるなどを使ったら出しにくい。
それと小さい圧力鍋だと粘度の高い汁が錘の載ってる蒸気の抜けるところから出てきて詰まるかと心配になる。
それで、米やもち米なんかを蒸す時に使う布を使うと出す時も布を開いたら直ぐに持てるようになるので簡単だし、汁の噴出しの抑制にもなった。
前回のブログと今回のを実践していただけたら外国で美味しい納豆が食べていただけると自信をもって書きました。
美味しいのができたら干し納豆にも挑戦してみてください。
干し納豆の作り方はインターネットで調べられるはずですが、塩を加えてこね冷蔵庫で寝さしたのにたっぷりの小麦粉か片栗粉をまぶして日干し、乾いたら粉と干し納豆をざるとかで分離するのですが、生の澱粉質に抵抗もあったし豆には豆と私は黄な粉をまぶしました。
これも大変美味しいものでした。
以上が私の考え出し経験した「納豆の作り方」の全てです。
疑問があればご質問下さい。
私で分かるところはお答えします。
なんと「納豆の作り方」が上から4番目にあった。
検索エンジンで探したとしても後の方にあったら辿り着くことはなかなかできないはずだし不思議に思って「納豆の作り方」で検索してみた。
おっ、びっくり。
Googleなら2ページ目、Yahooならトップページに載っていた。
それで多くの方の目に触れ内容に間違いがあっては申し訳ないので確かめるため自分でも読んでみた。
問題はないものの、ささいなことだがやっぱり間違っていた。
ここで少し訂正させていただきお詫びしたいと思います。
以前のブログの部分で
④ 蒸しあがる前に乾燥粉末納豆菌を少量の湯冷ましで溶いておく。乾燥大豆2カップで、粉末納豆菌は耳かきに小盛り2杯ほど使ってたと思う。
とありますが、この部分で説明不足と勘違いがあります。
乾燥大豆2カップとありますが、北米の1カップは250ccだったはずで、私は500ccの軽量カップで乾燥大豆を少々盛るぐらい使ってました。(それで確か小さめのハンバーガーの容器に220~250gの仕上がりで5個ほどできてたように憶えてます。)
その乾燥大豆の量に対しては、乾燥粉末納豆菌は耳かきに小盛り1杯を大匙一杯ほどの湯冷ましに溶いて使っていたように憶えてます。
自分の家庭消費用に作っていたのと売るために作っていたときの量を勘違いして書いたようでした。
出来上がりにそんなに問題はないと思いますが、外国では納豆菌は大事なので使う量も少ないにこしたことはないと思い訂正させていただきます。
さて、私が納豆の作り方を書いたのはバンクーバーの友人のMちゃんがスイスに移住するかもしれないという話をしたときそんな時が来たら納豆の作り方を教えて欲しいと言っていたので、ブログに載せておいたらMちゃんだけでなく外国に住む日本の方に美味しい納豆を食べてもらえると思ったようなことだった。
今一度読んでみて、一番私が苦労した発酵環境設定のところが書いてないのでこれでは試すにも途方にくれていただいてるように思った。
それで、今日は私が考えた環境設定の方法を書き加え参考にしていただこうと思う。
私は北米しか知らないのでヨーロッパの方に役に立つかどうかは分からないが、北米には大きなオーブンがあるのでそれを利用した。
ということで、これは北米にお住みの方だけの作り方になるかもしれないが、一番肝心なのが温度設定で、どうしたものかと苦労した。
電球での保温でもできないことはないが、電球の位置から最適な温度の場所は限られる。それに発酵熱が出たとき微妙な調整ができない。
オーブンの温度設定をいくら低くしても電気が入ると熱くなりすぎる。
だが、熱源はやはりそれを使いたい。
それで、中段で発酵させるとして、色々試した結果最終的に次のようになった。
サーモスタットが上にあるので上火を使うことにして上段のラックをアルミホイルで前面覆った。
それだけではまだ中段の温度変化が激しいので、空気層を作ったらどうだろうと考え3~5センチ深さの四角い天板や耐熱のグラタン皿などを裏向け隙間が殆どないようにアルミホイルで覆った上段のラックの上に並べた。
そうしたらオーブンの火が入っても中段の温度変化は一定になるようになったので、中段に温度計を置き40℃と42℃になるオーブンの温度設定の位置を探し出し印をつけた。
大豆を蒸しだしてから、上記のようにセットしたオーブンを上火も下火も入る普通の使い方でラックを触っても手で触れるぐらい(50℃前後)に全体をまず温め、それから上火だけが働くようにして42℃の印をつけた位置にあわせて発酵室の準備は完了する。
ハンバーガーの容器だったので湿度は蓋の中にこもるので別の容器に水を入れてオーブン内におく必要もない。
その容器以外でも、切込みを入れたワックスペーパーを蒸し大豆の上にかぶせてさらにアルミ箔とかでふんわりかぶせたら湿度は十分に確保できると思う。
普通容器に入れた蒸し大豆の厚さは豆にして2段から3段が上手くできると文献には書いてあるが、私の場合はその倍ぐらい厚さにして3センチ余りにもなっていた。
発酵室に入れたときの蒸し大豆の温度によって胞子の発芽までの時間が変わり、容器の大きさ、蒸し大豆の厚さによっても発酵熱の出方が私とは違うだろうから、私の場合環境温度を40℃に落とすのは7時間半プラスマイナス15分後だったが、そこは自分の一番いい時を見つけて欲しい。
参考までに私の場合この量なら、圧力鍋の蓋を外せるようになってから熱々の状態でボールに移し手早く納豆菌の液を混ぜて直ぐ容器に移しワックスペーパーで表面を多い容器の蓋をして発酵室へ入れるまでほぼ1分ほどだったと思う。
圧力鍋で蒸し上がった際に、自在蒸し器なら中心についているリングを持てばよいがざるなどを使ったら出しにくい。
それと小さい圧力鍋だと粘度の高い汁が錘の載ってる蒸気の抜けるところから出てきて詰まるかと心配になる。
それで、米やもち米なんかを蒸す時に使う布を使うと出す時も布を開いたら直ぐに持てるようになるので簡単だし、汁の噴出しの抑制にもなった。
前回のブログと今回のを実践していただけたら外国で美味しい納豆が食べていただけると自信をもって書きました。
美味しいのができたら干し納豆にも挑戦してみてください。
干し納豆の作り方はインターネットで調べられるはずですが、塩を加えてこね冷蔵庫で寝さしたのにたっぷりの小麦粉か片栗粉をまぶして日干し、乾いたら粉と干し納豆をざるとかで分離するのですが、生の澱粉質に抵抗もあったし豆には豆と私は黄な粉をまぶしました。
これも大変美味しいものでした。
以上が私の考え出し経験した「納豆の作り方」の全てです。
疑問があればご質問下さい。
私で分かるところはお答えします。
2009年01月11日
クランペット続編
大晦日に知り合いのTKさんが鮎の甘露煮を持ってきてくれた。
丁度昼時でうどんを食べようと準備が整ったところだったので、出勤途中によってくれたTKさんもまだだったし上がってもらった。
その前日クランペットを焼いてあったのでそれも試しに食べてもらったら気に入ってもらえた。
そのクランペットを焼くのにセルクルというのが要るのだがという話をしたら、かき揚げ用に亡きご主人が試しに使った金の丸い輪があるから持ってきてあげるということになった。
お正月明けてから冷蔵庫のスペース確保の意味もあり、作るのが面倒になって保存しておいた栗を渋皮煮と甘露煮にした。
虫が冷蔵庫の中でも成長したので捨てないといけない栗も多かったが作るには十分あった。
それを、先日これまた母が去年の春塩漬けにした筍を昆布と山椒とで一緒に炊いたのをTKさんに届けてくれといった時一緒に差し上げた。
その晩電話があって、「栗が」と話し出したのでなにか悪いことでもあったのかと思ったが、「前にもらったのより栗の風味がしっかりしてて美味しかった」と言いたかったのと何故かという興味からの電話だった。
冷蔵庫に保存しておいた昨年の栗は、鬼皮がぺらぺらと呼んでもいいほど薄くなり渋皮を剥くときも実が固い感じがしていたし、水に一晩向いてから漬けておき少しでも圧力がかかるかと土鍋で(妻が)炊いた。
シーズンに炊いたときは壊れて困ったが、それもなかった。
そんな説明をした後、「ところで先日もって来てくれると言ったセルクルという金の輪忘れんといてや」と念を押した。
その念押しのおかげで、その次の日だったか、さっそくTKさんがセルクルを持ってきてくれた。
直径90mm高さ30mmが2個と直径80mm高さ35mmが1個届いた。
昨日それを試すためクランペットを作ることにした。
ただ今度は以前から使えないかと考えていた活性にごり酒の酵母菌を使って醗酵させて作ってみることにした。
iku★ko さんやmi*さんの影響だと思う。
ミルクを300cc使うところを活性にごり酒200ccミルク100ccにしてドライイーストは使わず、生地を発泡スチロールのなかにペットボトルにお湯を入れたのとともに置き保温してみた。
朝10時ごろ仕込んで夜の10時ごろやっと焼いてもよい程度に醗酵していた。
初めて金属のセルクルを使ったがそれ自身が熱を持つため早く焼けるし、セルクルをゆすったら簡単に抜け落ちた。
穴も今回は上手にできた。
穴を上手に作るためにはしっかり醗酵させるのはもちろんだが、入れる量も関係しているようだった。
直径90mmのセルクルが食べごろ感があってよかった。
さて上手にできた酒饅頭ならぬ酒クランペットのお味はというと、食べられないことはないが作らずもがなというものだった。
板の酒粕を焼いて食べた経験のある方なら分かると思うが、その味の上に苦味が強かった。
粕が入らないようにしたらその苦味も減るかもしれないが、また作る値打ちがあるのかというのが正直なところ。
セルクルを使うと上手にできるということが分かったので今度はこれぞクランペットというのを先ず目指すことにしよう。
丁度昼時でうどんを食べようと準備が整ったところだったので、出勤途中によってくれたTKさんもまだだったし上がってもらった。
その前日クランペットを焼いてあったのでそれも試しに食べてもらったら気に入ってもらえた。
そのクランペットを焼くのにセルクルというのが要るのだがという話をしたら、かき揚げ用に亡きご主人が試しに使った金の丸い輪があるから持ってきてあげるということになった。
お正月明けてから冷蔵庫のスペース確保の意味もあり、作るのが面倒になって保存しておいた栗を渋皮煮と甘露煮にした。
虫が冷蔵庫の中でも成長したので捨てないといけない栗も多かったが作るには十分あった。
それを、先日これまた母が去年の春塩漬けにした筍を昆布と山椒とで一緒に炊いたのをTKさんに届けてくれといった時一緒に差し上げた。
その晩電話があって、「栗が」と話し出したのでなにか悪いことでもあったのかと思ったが、「前にもらったのより栗の風味がしっかりしてて美味しかった」と言いたかったのと何故かという興味からの電話だった。
冷蔵庫に保存しておいた昨年の栗は、鬼皮がぺらぺらと呼んでもいいほど薄くなり渋皮を剥くときも実が固い感じがしていたし、水に一晩向いてから漬けておき少しでも圧力がかかるかと土鍋で(妻が)炊いた。
シーズンに炊いたときは壊れて困ったが、それもなかった。
そんな説明をした後、「ところで先日もって来てくれると言ったセルクルという金の輪忘れんといてや」と念を押した。
その念押しのおかげで、その次の日だったか、さっそくTKさんがセルクルを持ってきてくれた。
直径90mm高さ30mmが2個と直径80mm高さ35mmが1個届いた。
昨日それを試すためクランペットを作ることにした。
ただ今度は以前から使えないかと考えていた活性にごり酒の酵母菌を使って醗酵させて作ってみることにした。
iku★ko さんやmi*さんの影響だと思う。
ミルクを300cc使うところを活性にごり酒200ccミルク100ccにしてドライイーストは使わず、生地を発泡スチロールのなかにペットボトルにお湯を入れたのとともに置き保温してみた。
朝10時ごろ仕込んで夜の10時ごろやっと焼いてもよい程度に醗酵していた。
初めて金属のセルクルを使ったがそれ自身が熱を持つため早く焼けるし、セルクルをゆすったら簡単に抜け落ちた。
穴も今回は上手にできた。
穴を上手に作るためにはしっかり醗酵させるのはもちろんだが、入れる量も関係しているようだった。
直径90mmのセルクルが食べごろ感があってよかった。
さて上手にできた酒饅頭ならぬ酒クランペットのお味はというと、食べられないことはないが作らずもがなというものだった。
板の酒粕を焼いて食べた経験のある方なら分かると思うが、その味の上に苦味が強かった。
粕が入らないようにしたらその苦味も減るかもしれないが、また作る値打ちがあるのかというのが正直なところ。
セルクルを使うと上手にできるということが分かったので今度はこれぞクランペットというのを先ず目指すことにしよう。
タグ :栗