2007年11月14日

気の性質

日常のことばかり書いていたので、たまには気のことを書いて見ようと思ったが、これだけ続けて書くとさすがに書くことが無くなってきた。
まだ言い足りないことはないかと考えてたら、陽気と陰気で書いていないことがあった。
治療を始めた頃、陽気を感じなかったのだが、全身が死体のように冷たくなってから陽気を感じるようになった。
考えるに、その時までは自分の陽気を相手に入れていたに違いない。掌の皮一枚で止められるようになって初めて自分が媒体となり、自然のエネルギーを取り入れ、注入できるように変換し、治療相手に入れられるという役目を果たせるようになったのだろう。
戦いの気はおそらく陽気だと思うから、武道家出身の気の治療師は、最初の頃の私のように自分の陽気を入れるタイプが多いと思っている。
殆どの治療は陰気をとることで治す。それで、もしかすると、私よりそのようなタイプの治療師の方が、よく効くのではないかと思っている。
ただ、急性的な症状は、陽気を出しているのを感じるので治すには陰気をもって中和することだと思っている。そんな時は、陽気の治療師は近づいてはならないと思っている。
バンクーバーにNさんというオリンピック選手の体調も管理していたという有名なマッサージ師がおられた。この方は、炎症の症状は触られなかった。経験からだと思うが、自分の気は陽気だと思っておられたのだろう。
その方を頼って岐阜から裕福な方が診てもらいに来られてたが、友達の紹介で私も診ることがあった。梯子から落ちられて以来、足ががくがくになったので両手に杖を持たないと歩けないということで来られていた。
二度目の時は、それもあったが、腕が痛くて上がらないということでNさんのところへ来られたのだが、これは炎症しているというので触れないということで、代わりに湿布をしてもらわれていた。
私はどうだろうと、お声がかかった。私の気は、陰気と陽気が合体したエネルギーでどちらを取るかは相手次第と思っていたし、その方もして欲しいと言われるので、やらせてもらった。
気を入れて、これはちょっと触らせてもらった方が治るとなぜか思ったので、指圧よりも弱い感じで自分の体が問題があると感じる場所を触れていったら、腕がぎりぎりという感じでねじれていくのにはびっくりしたが、それで治った。
自慢してるのではなく、そのように治療師の気には性質があるということを、受けても治療師も知っている必要があるし、これは大変に大事なことだと思っている。
白血病の人は脊柱に沿って熱を出していると書いたと思うが、陽気の治療師が気を入れたら、大変なことになると思う。
以前気の出し方を変えたと書いたのを憶えていてくださってる方もおられることと思うが、筋肉に作用さすことばかり思っていて陽気陰気ということを重視していたように思う。
気には他にも重力、磁力、電気的といった要素があるのは電球をつけたりスプーンを曲げたりといろいろテレビで紹介されてるのでご存知だと思う。
最初始めた頃は、掌や体のあちこちがぴりぴりしていたのを思い出し、電気的というのかわからないが、神経を治すにはその要素を入れないと治らないと、そんな気の感じを加えて送り出した。
それからは、今までよりよく効くように思っている。
準備ができたと神が思ったのかどうか、来週早々パーキンソン病の方の予約が入った。自信はないし、はい、治りましたというような簡単なことはないのに違いないが、どちらにしろ結果はいずれ報告したいと思っている。


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